2人の少年がパンクロックを通じて友情を深め成長していく『ハウス・オブ・トゥモロー』がいよいよDVDリリース!
©House of Tomorrow LLC
それぞれ事情を抱える2人の少年がパンクロックを通じて友情を深め、成長していく姿を描く『ハウス・オブ・トゥモロー』が4月25日(月)よりDVDにてリリースされる。
映画『ハウス・オブ・トゥモロー』は、両親を早くに亡くし、思想に偏りのある「明日の館」を経営する祖母を手伝いながらホームスクールで育ったセバスチャンは、ある日館に訪問してきたジャレッドと友達になり、パンクロックを教えてもらうこととなる。セバスチャンは一瞬にしてパンクにハマり、二人は一緒にバンドを結成するが、ジャレッドは心臓に重い病気を抱えていた。病気に負けず“普通”の生活を送ろうとするジャレッドと、特異な環境から飛び出し“普通”を知ってゆくセバスチャン。そんな中ジャレッドの父親が運営する教会のイベントで初めてのギグを開催しようと意気込む二人だったが…
本作は、『ヒューゴの不思議な発明 ヒューゴの不思議な発明』『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』のエイサ・バターフィールドが主演を務め、ジャレッド役に、俳優ナット・ウルフの弟でミュージシャンとしても活動するアレックス・ウルフ、『エクソシスト』のエレン・バースティン、『ぼくとアールと彼女のさよなら』のニック・オファーマンらが脇を固める。
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映画『ハウス・オブ・トゥモロー』は、4月25日(月)よりDVDにて販売。
パンク映画と言うジャンルがあるとするならば、本作は少し変わった位置付けになるかも知れない。とても素朴な作品である。心地良く、パンクと言うジャンルを食わず嫌いしている方でも、見やすい映画となっている。もしかすると、逆説的に最もパンクなのかも知れない。とはいえ、パンク好きにももちろんオススメしたい!劇中バンドのオリジナル曲「Stupid School」は初期衝動だけをスリーコードに擦り込み、1分に満たない、実にサイコーなナンバーだが、ファンのニマリとするポイントを更に挙げるならば、主人公がパンクに目覚めるキッカケとなったシーンで聴かされるジャームスや車で3人で抜け出すシーンの「リチャード・ヘル&ヴォイドイズ」など選曲がかなりマニアック!なかでも、重要なシーンに起用されたジャームスは、現在のフー・ファイターズに所属するパット・スメアが在籍するバンドだが、鑑賞後に是非調べて見てほしい。本作が、このバンドから受けた影響を感じ取られ、二度美味しいはずだ!
from関西キネマ倶楽部
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- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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