孤独に勝つために、ゆずれない歌がある。唯一無二の歌声を持つレジェンドの姿を披露するブロードウェイミュージカル『ジャニス・ジョプリン』がいよいよ劇場公開!
(C)Jason Niedle
孤独と闘い、27歳の若さで死去したロック歌手ジャニス・ジョプリンの姿を描くブロードウェイミュージカル『ジャニス・ジョプリン』が7月2日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『ジャニス・ジョプリン』は、唯一無二の歌声でアメリカの音楽史を塗り替えたロックの女王ジャニス・ジョプリンを描いたブロードウェイミュージカル「ジャニス・ジョプリン」をスクリーン上映。伝説のロックスター、ジャニス・ジョプリンが数々の名曲を熱唱し、彼女が音楽的に影響を受けたアレサ・フランクリン、エタ・ジェイムズ、オデッタ、ニーナ・シモン、ベッシー・スミスとともに、感動のステージを披露。生涯にわたり孤独と戦い続けたジャニスは、自らの物語を語り始める。セリフを用いず、楽曲の歌詞のみで物語を進行。ジャニスの楽曲の歌い手としても活躍する歌手・女優のメアリー・ブリジット・デイビスが主演を務め、トニー賞ミュージカル部門最優秀女優賞にノミネートされるなど注目を集めた。本場ブロードウェイの舞台を映画館で上映する「松竹ブロードウェイシネマ」の一作。
(C)Jason Niedle
映画『ジャニス・ジョプリン』は、7月2日(金)より全国の劇場で公開。関西では、難波のなんばパークスシネマや京都・三条のMOVIX京都や神戸・三宮の神戸国際松竹で公開。
1970年に27歳の若さで亡くなったロックの女王ジャニス・ジョプリン。これまでに『ジャニス』『ジャニス リトル・ガール・ブルー』とドキュメンタリーが制作されたり、『ウッドストック 愛と平和と音楽の3日間』『フェスティバル・エクスプレス』でのロックフェスでの雄姿を観れたりしてきた。今やリアルにジャニス・ジョプリンの姿を観れないわけだが、2013年に、アメリカでオハイオ州、カリフォルニア州、オレゴン州…とミュージカルとなってツアーが行われ、2018年に映像作品として制作されている。今回、日本の劇場で堪能できることが実に素晴らしい。
ジャニス・ジョプリンを演じたのは、実際にジャニスの楽曲の歌い手としても活躍する歌手・女優のメアリー・ブリジット・デイビス。彼女自身もブルースのアルバムをリリースしており、歌声は申し分ない。彼女が演じるジャニス・ジョプリンの姿を観ていると、ジャニスを超えようとしているのが十分に伝わってくる。思う存分にパフォーマンスしており、観客の目の前にジャニス・ジョプリンを甦らせ、彼女の生涯を楽曲と共に語っているようだ。孤独な人生を送りながらもステージの上では輝き続けたジャニス・ジョプリンの歌声と佇まいを大いにスクリーンから体感しよう。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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