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男女のあいまいで確かなつながりを描く『男ともだち』がいよいよ劇場公開!

2026年11月3日

©2026『男ともだち』製作委員会

 

出会いから12年間、友人であり続けた男女の関係性を、彼らが過ごした3つの夜を通して描く『男ともだち』が11月6日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『男ともだち』は、30歳を前に人生に行き詰まった女性が男友達と過ごす3つの夜を通して、ひとりの女性の清濁まざり合った心情と、言葉にできない男女の関係性を描く。京都に暮らす29歳のイラストレーターである神名(かんな)は仕事もプライベートも順調に見えるが、実際は人生に静かな行き詰まりを感じていた。絵本で賞を獲り脚光を浴びてから歳月が経ち、近頃は無茶なクライアントワークに神経をすり減らしながら、惰性と不毛な恋愛に逃げる日々を過ごしている。そんなある日、神名は大学時代の先輩である男友達のハセオからの思いがけない電話をきっかけに、7年ぶりに彼と再会する。昔から自分勝手で人間関係に不器用なことを自覚している神名だったが、ハセオは出会った頃から彼女のことをなぜか深く理解してくれる存在だった。かつてと変わらない温度で接してくれるハセオと過ごす3つの夜は、神名の人生を大きく変えていく。

 

本作では、直木賞受賞作家の千早茜さんが2014年に発表した小説を、『幼な子われらに生まれ』の三島有紀子監督が実写映画化。『勝手にふるえてろ』の松岡茉優さんが神名役で主演を務め、『愛がなんだ』の成田凌さんがハセオ役で共演。『アンダーカレント』『ちひろさん』等の澤井香織さんが脚本を担当。2026年の第39回東京国際映画祭「コンペティション」部門に出品された。

 

©2026『男ともだち』製作委員会

 

映画『男ともだち』は、11月6日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマや難波のなんばパークスシネマ、京都・三条のMOVIX京都や九条のT・ジョイ京都や烏丸御池のアップリンク京都や出町柳の出町座、神戸・三宮のkino cinema 神戸国際等で公開。

本作を鑑賞しながら、今作に登場するような異性のともだちが自分にもいるだろうか、とふと考えてしまう。決して恋愛感情を抱かず、気さくに話せるような異性といっていいだろうか…結婚している時期であるかどうか、に関係なく、そういった相手がいるな、と気づいてしまった。不思議なものだが、意外と恋愛的な要素がまったくなく、対等に接することが出来ている気がする。それは、年齢差が関係あるような気がしながらも、関係ないのかもしれない。異性との友人関係は成立するかどうか、は人生相談でよく扱われる題材であるが、その回答は容易であるかも。改めて、話題に戻ると…本作は、あくまでも異性のともだちにおける女性側の視点で描かれていく。イラストレーターとしての仕事は順調のように見えるが、携わりたいことを見失っているようだ。そんな時に、大学の先輩でもある男ともだちから電話がかかってきたら、何かしらの感情を抱かずにはいられないだろうか。だが、相手にとっては、軽い気持ちでかけてみた電話かもしれない。あくまで、後輩をともだちとして接しているだけであり、恋愛的な出来事は一切起らず、一晩を過ごすだけだ。その終盤、夜が明けていく中に存在する空気を満喫しながら散歩することで、心の中に存在するモヤモヤが少しばかり晴れていくような心地になり、穏やかに朝を迎えていく時間が気持ちいいことを思い出してしまう。そんな3つの夜を過ごしていく光景を本作では描いていく。そこで変化していく主人公の姿を真摯に見届けていたい作品は、劇場の暗闇の中で鑑賞してこそ意義があるのではないだろうか。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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