セックス・ピストルズの初代ベーシストがすべてを語るドキュメンタリー『セックス・ピストルズ 破壊の設計図』がいよいよ劇場公開!
©2025, I WAS A TEENAGE SEX PISTOL PRODUCTION, LLC ALL RIGHTS RESERVED
1970年代のロンドンの音楽シーンで、既存の価値観を覆したパンク・ロックバンド、セックス・ピストルズの伝説の真実に迫るドキュメンタリー『セックス・ピストルズ 破壊の設計図』が10月2日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『セックス・ピストルズ 破壊の設計図』…
セックス・ピストルズは、1970年代後半の英国ロンドンに登場したパンクロックバンド。1977年にリリースしたアルバム「勝手にしやがれ!!」が全世界で大ヒットしたが、成功の裏側でバンドは急速に崩壊する。ボーカルのジョニー・ロットンが脱退したことでバンドは解散。2代目ベーシストのシド・ヴィシャスは恋人殺害容疑の渦中、薬物の過剰摂取で21歳で死去した。本作は、マトロックの自伝「I Was a Teenage Sex Pistol」をもとに、セックス・ピストルズを取り巻く関係者の証言に加え、過去の貴重な写真や映像を織り交ぜながら、パンクロックの裏側に潜む“残酷な台本”の全貌を紐解いていく。

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映画『セックス・ピストルズ 破壊の設計図』は、10月2日(金)より全国の劇場で公開。関西では、10月2日(金)より京都・烏丸御池のアップリンク京都、10月9日(金)より大阪・梅田のテアトル梅田や兵庫・神戸のシネ・リーブル神戸で公開。
活動期間は僅か二年半程であったにも拘らず、ミュージック・シーンやファッション界に多大な影響を与えた、セックス・ピストルズ。1996年に初来日した時は、その姿を目の前で観ることはできなかった。だが、2008年のSUMMER SONICでLIVEを観た時、当時と変わらなかったであろうパフォーマンスと佇まいに興奮したものだ。そして、そのステージにも、グレン・マトロックはいたんだな。セックス・ピストルズのベーシストといえば、シド・ヴィシャスが思い浮かぶ方が多いことだろう。彼が、セックス・ピストルズに加入した当時、ベースはほとんど弾けず、「勝手にしやがれ」でも、彼が実際に弾いたのは1曲のみと言われている。優れた演奏技術ではなく、破天荒な生き様やファッションで、パンク・ロックのアイコンを体現したことが大きい。だが、シド・ヴィシャスが加入する前に存在した初期ベーシストこそがグレン・マトロック。彼は、優れた作曲家であり、ビートルズの影響は勿論、モッズ、ブルースにも大きな影響を受けており、才能があるベーシストだ。しかし、パンクバンドには演奏能力をそれほど求められてもいなかったことで、メンバー内で浮いた存在となってしまうのは、何とも切ない。特に、ジョニー・ロットンとの仲は最悪となり、「勝手にしやがれ!!」のレコーディング前に脱退へと至ってしまった。だが、周囲で活動しているミュージシャンは、彼を見捨てるはずがない。数多のバンド・アーティストの作品・ライヴに参加していることが、その証拠である。結局のところ、セックス・ピストルズはシド・ヴィシャスが加入した後、アメリカツアーを最後に空中分解した。後年、スティーヴ・ジョーンズが「グレンの脱退がなければピストルズもあんなに早くは解散しなかった」と語っており、グレン・マトロックの脱退がセックス・ピストルズにとって大きな損失であったことを示している。2025年のPUNKSPRINGで再び来日して以降、次にいつ彼等のステージが観れるか分からない。もし、もし、もう一度来日公演があったら、是非とも伝説のステージを見逃すわけにはいかないだろう。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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