老人ホームの立入禁止フロアに潜入する様子を描くサイコホラー『ユートピア 狂宴』がいよいよ劇場公開!
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刑務所行きを免れ、老人ホームの清掃員になった男が、ホーム内の立入禁止区画に潜入する様子を描く『ユートピア 狂宴』が9月25日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『ユートピア 狂宴』は、穏やかな老人ホームにひそむ狂気の陰謀に巻き込まれた青年の運命を描いたサイコホラー。グラフィティアーティストのマックスは養兄弟のルークを突然亡くし、悲しみの底で不良行為を繰り返していた。刑務所行きを免除してもらうため老人ホームの清掃員として働くことになった彼は、ニューヨーク州北部の深い森にひっそりとたたずむ老人ホームである”グリーン・メドウズ”に配属される。優しい入居者たちに囲まれて、やりがいを感じはじめるマックスだったが、夜中に響く悲鳴や入居者の突然の死に不信感を抱くようになる。“特別なケア”を必要とする入居者が暮らす4階への立ち入りを禁止されたマックスは、潜入を試みるが…
本作では、『パージ』シリーズのジェームズ・デモナコ監督が手掛け、主演は、コメディ番組「サタデー・ナイト・ライブ」にレギュラー出演するスタンダップ・コメディアンで、『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』『ダム・マネー ウォール街を狙え!』など俳優としても活躍するピート・デビッドソン。『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』のジョン・グローバー、『マッチスティック・メン』のブルース・アルトマンが共演している。

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映画『ユートピア 狂宴』は、9月25日(金)より全国の劇場で公開。関西では、9月25日(金)より大阪・梅田のテアトル梅田や京都・烏丸御池のアップリンク京都、9月26日(土)より神戸・新開地の Cinema KOBEで公開。
養兄弟のルークを突然亡くし、悲しみの底で不良行為を繰り返していた主人公。情状酌量の余地があり、社会奉仕活動をしてもらって更生させる…といった手法は至極当然の流れであろうか。そこで、社会奉仕活動の場所として選ばれたのは、老人ホーム。とはいえ、いきなり介護のお仕事はできるはずもないので、誰にでもできそうな清掃員のお仕事である…とここまでは通常の流れだろうか。本作の原題は、「The Home」であり、恐怖すら感じさせないようなテイストであるが、翻ってただならぬ気配を気配を感じさせるのだ。そこで名付けられた邦題である『ユートピア 狂宴』は秀逸。長い人生を生きてきた中で、最後の家となる場所を、誰もが平等で満ち足りた生活を送れる”理想郷”として表現いるわけだ。だが、そんな理想郷と呼ばれるものは、現実的には存在しないことがほとんどであり、なんらかの”狂宴”が起こりうる可能性は無きにしも非ず。劇中では、まだまだ元気な入居者が、自身のキャリアを活かして演技クラスを展開しているが、それが発展していき、奇妙な宴にまでなっている有様。その裏側では、あんな狂気の施しが行われていたとは誰が想像できようか。そこで、観客は改めて気づくはずだ、この主人公をこの老人ホームへ送るべきではなかった、可能ならば今すぐ逃げるべきだ、と。まさに、老人ホーム版『ゲット・アウト』とも例えられる作品になっていた。そこで、この施設から逃げることが出来るのか、あるいは、危険な”狂宴”を終わらせることが出来るのか、どのような手段を選ぶのか、が本作における最大の見どころ。結局のところ、ユートピアはどこにあったのだろうか…と考えずにはいられない一作であった。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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