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壮大なアンデス山脈のもとで、アルパカの世話をして暮らす少年の物語『雲と大地のはざまで』がいよいよ劇場公開!

2026年6月22日

©2024 Desfase Films, Mestizo Studios, Wayquicha Cine, Luna Roja Relatos Audiovisuales

 

アンデス山脈に囲まれたペルーの小さな村を舞台に、サッカー・ペルー代表のワールドカップ出場を期待する少年と、彼が暮らす村と採掘業者の対立が引き起こす事件を描く『雲と大地のはざまで』が6月27日(土)より全国の劇場で公開される。

 

映画『雲と大地のはざまで』は、壮大なアンデス山脈の下でアルパカの世話をして暮らす少年のまなざしを通し、そこに暮らす人々の生活に息づく祈りと、鉱山開発をめぐる対立構造を描いたペルー映画。標高4000メートルを超える壮大なアンデス山脈に囲まれた、ペルーの小さな村。8歳の少年フェリシアーノは忠犬ランボーとともに、アルパカたちを放牧に連れていくことを日課にしている。彼の一家は、アルパカの世話をして刈った毛を売ることで生計を立てている。サッカーワールドカップ開催の前年、ペルー代表が予選を突破してロシアでの本戦に進出することを夢見るフェリシアーノは、ラジオの実況中継に耳を傾け、心を躍らせる。そんな穏やかな日常がいつまでも続くと思っていたが、やがてこの村にも自然を脅かす採掘業者と村人との対立が生じ、ある日、村全体を巻き込む大事件が勃発する。時を同じくして、フェリシアーノが特にかわいがっていた幼いアルパカのロナウドが姿を消してしまう。

 

本作では、長編第2作となるフランコ・ガルシア・ベセラが監督を務め、主人公の少年フェリシアーノ役には、公開オーディションとワークショップを経て選ばれたアルベルト・メルマを起用した。2024年の第74回ベルリン国際映画祭にて、ジェネレーションKplus部門の特別賞、イベロアメリカ映画部門の審査員特別賞を受賞している。

 

©2024 Desfase Films, Mestizo Studios, Wayquicha Cine, Luna Roja Relatos Audiovisuales

 

映画『雲と大地のはざまで』は、6月27日(土)より全国の劇場で公開。関西では、6月27日(金)より大阪・梅田のテアトル梅田、7月3日(金)より京都・烏丸の京都シネマ、7月4日(土)より神戸・元町の元町映画館で公開。

FIFAワールドカップ2026真只中の現在に公開される本作。本作の舞台となったペルーは、1982年のスペイン大会以来36年ぶりのワールドカップとしてロシア大会に出場し、大きな話題になった。なお、ペルー代表は、1930年のFIFAワールドカップ第1回大会の参加国であることは記しておく。今作では、その1年前にペルー代表チームが南米予選で果敢に戦っている中で、アンデス山脈に囲まれた小さな村での出来事を描いていく。その小さな村では、アルパカの世話をして刈った毛を売ることで生計を立てている家が多く、市場経済がある中で、良質の毛を売っていることが、素人ながらにも映し出される様子から察することが出来る。とはいえ、ペルーは世界有数の鉱物資源国であり、特に銅、銀、亜鉛の埋蔵量・生産量は世界トップクラスであるため、小さな村でも鉱山があれば、採掘業者が進出してくるわけだ。そんな状況について、主人公である少年は、子どもながらに察しているようでもあった。とはいえ、彼はアルパカの放牧をしながら、サッカーのペルー代表に夢中だ。好きなことだけをしていたいが、彼が特にかわいがっていた幼いアルパカが行方不明になったことから、大人側の状況と次第にシンクロしていくような描写になっていく。彼がどこにいるか分からないアルパカをぼんやりと探している頃、大人達は、採掘業者に対してあてどない抵抗をするしかなかった。この村人達は最終的にどこへ行きつくのだろうか。せめてもの救いは、FIFAワールドカップへの出場だと云えるかもしれない。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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