伝説の格闘家マーク・ケアーの知られざる軌跡を描く『スマッシング・マシーン』がいよいよ劇場公開!
©2025 Real Hero Rights LLC
1990年代後半、日本でも一時代を築いた最強格闘家が、頂点から転落していく過程と、その葛藤を描く『スマッシング・マシーン』が5月15日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『スマッシング・マシーン』は、日本中を熱狂させた総合格闘技の祭典”PRIDE”の創成期に活躍した格闘家マーク・ケアーの知られざる軌跡を映画化。1997年に総合格闘技デビューしたマーク・ケアーは、無敗のまま頂点へとのぼりつめる。UFCでの連覇を経て日本のPRIDEでも快進撃を見せた彼は、”霊長類ヒト科最強の男”の異名で恐れられる存在となるが、その重圧は彼の心を静かに蝕んでいた。ケアーは徐々に鎮痛剤への依存を深め、恋人ドーンとの関係も悪化していく。やがて初めての敗北を経験した彼は、ついに自らの弱さと向き合い、人生の再起をかけてもう一度リングに立つことを決意する。
本作では、プロレスラーのザ・ロックとしても知られる俳優ドウェイン・ジョンソンが主演・製作を務めた。2002年の同名ドキュメンタリーに感銘を受けたドウェイン・ジョンソンが自ら映画化権獲得に動き、屈強な男にのぞく繊細な一面を丁寧に演じている。ケアーの恋人ドーンをエミリー・ブラントが演じ、日本からも大沢たかおさん、石井慧さん、光浦靖子さん、布袋寅泰さんが出演。『アンカット・ダイヤモンド』など兄ジョシュとの共同監督作で高く評価されてきたベニー・サフディが長編単独初監督を務め、2025年の第82回ベネチア国際映画祭にて銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞。日本人メイクアップアーティストのカズ・ヒロ率いるチームが特殊メイクを手がけ、第98回アカデミー賞でメイクアップ&ヘアスタイリング賞にノミネートした。

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映画『スマッシング・マシーン』は、5月15日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマや難波のTOHOシネマズなんば、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都や九条のT・ジョイ京都、神戸・岩屋の109シネマズHAT神戸等で公開。
ザ・ロック、或いは、“ロック様”ことドウェイン・ジョンソンが、マーク・ケアーを演じる…普段は、どちらかといえばキャラクター性の強い役を演じていただけに、本作で”伝説の格闘家”を実直に演じることは、重要なポイントである。しかも、マーク・ケアー自身のドキュメンタリーに感銘を受けて、映画化権獲得に向けて動いたのだから、その本気度が伺えてしまう。そこで、監督を務めたのが、ベニー・サフディ。これまでは、兄のジョシュ・サフディと共に監督作を手掛けていたが、本作では、いよいよ単独で監督に。これまでの『神様なんかくそくらえ』や『グッド・タイム』で描いてきたように、主人公の心情をリアリティを以て描いており、ドラマティック過ぎず次第に惹き込まれてしまう作品に仕上げている。多額の賞金がかかっている試合に向けて挑んでいる姿には真摯さが感じられ、ザ・ロックと共通する姿勢が伺えただろうか。だが、その必死さが翻って、危険なモノに手を出してしまったり、恋人との関係を悪化させてしまうことには、何とも言えない気持ちになってしまう。だが、その先には破滅へと向かってしまいかねない危うい道しか残っていない。そこから元に戻ろうとしながらも、目の前に立ちはだかる壁に向かっていく彼の姿を見て、何を思えばいいだろうか。最終的にマーク・ケアーがどのような人生を歩んでいくか、調べれば分かることだが、あえて何も知らずに本作を観てみるのもオススメだ。”対戦相手を”次々と壊す、或いは粉砕する機械、という意味がある「The Smashing Machine」という愛称を名づけられたマーク・ケアーの半生を見ながら、儚き格闘家に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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