闇落ちピーター・パンが誘拐と殺人を繰り返す『ネバーランド・ナイトメア』がいよいよ劇場公開!
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無差別殺人鬼と化したピーター・パンが、妖精の粉を使って、大人も子供も夢の国であるネバーランドへ旅立たせる『ネバーランド・ナイトメア』が11月7日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『ネバーランド・ナイトメア』は、イギリスの劇作家J・M・バリーの名作児童小説「ピーター・パンとウェンディ」をモチーフに、子どもの誘拐と殺人を繰り返すピーター・パンによる惨劇を描いたスラッシャーホラー。大学生のウェンディは、恋人とロンドンに移住する計画を立てていた。そんな折、ウェンディの弟マイケルが、かつて世間を震撼させた凶悪誘拐犯”ピーター・パン”に誘拐されてしまう。弟を救い出すべく、神出鬼没のピーター・パンの行方を追うウェンディだったが…
本作では、2022年にイギリスの人気オーディション番組「ブリテンズ・ゴッド・タレント」に出場し、魔女に扮した恐ろしいパフォーマンスで話題を呼んだ俳優マーティン・ポートロックが、狂気に満ちた殺人鬼ピーター・パンを怪演。『プー2 あくまのくまさんとじゃあくななかまたち』で主人公クリストファー・ロビン役とプロデューサーを務めたスコット・チェンバースが監督・脚本を手がけ、同作の監督を務めたリース・フレイク=ウォーターフィールドがプロデュースを担当した。

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映画『ネバーランド・ナイトメア』は、11月7日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のテアトル梅田や難波のなんばパークスシネマ、京都・三条のMOVIX京都、神戸・三宮の kino cinema 神戸国際等で公開。
名作児童小説がホラー映画され、日本の劇場でも公開されるようになった昨今。今回は、あの「ピーター・パンとウェンディ」だ。幼い頃に誰もが一度は物語を見聞きしているだろうか。しかも、本作は、『プー あくまのくまさん』シリーズに携わっている者が手掛けているのなから、エグみは容赦ないことが観る前から容易に想像できる。そもそも「ピーター・パンとウェンディ」は、いたずら好きでちょっと意地悪な男の子であるピーターパンがウェンディを連れて、おとぎの国ネバーランドへ向かい、次々と危険な冒険に立ち向かっていく物語だ。本作に登場する”ピーター・パン”は、いたずら好きでちょっと意地悪な男の子の心を持った大人であり、かつて世間を震撼させた凶悪誘拐犯だ。そんな”ピーター・パン”がターゲットにするのが、”ウェンディ”的存在だが、彼が誘拐するのは、無垢な子どもだろうか。そして、彼が目指す”ネバーランド”は何処にあるだろうか…と思わずにはいられない。さらに、”ティンカーベル”は、無垢な女の子を誘拐して仕立て上げていった姿の”成れの果て”を見せられるので、何ともいえない気持ちになってしまう。基本的には、”ピーター・パン”に誘拐された子どもを救出していくストーリーテリングになるのだが、よくぞここまでのスラッシャーホラーに仕上げたな、と思わずにはいられない。本作も、『プー あくまのくまさん』シリーズのように続編が製作されていくのだろうか…そっと見守っておこうか。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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