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NYで成功を収めるCEOの女性が、年下のインターンとの刺激的な駆け引きに溺れていく『ベイビーガール』がいよいよ劇場公開!

2025年3月25日

© 2024 MISS GABLER RIGHTS LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

 

キャリアも名声も手に入れたCEOが、インターンとの刺激的な駆け引きに溺れる『ベイビーガール』が3月28日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『ベイビーガール』は、すべてを手に入れたはずの女性CEOが満たされない欲望をインターンの青年に暴かれていく姿をスリリングに描いたエロティックスリラー。ニューヨークでCEOとして成功を収めたロミーは、舞台演出家の夫ジェイコブや子どもたちに囲まれ、誰もが羨むような生活を送っていた。ある時、ロミーはインターンの青年サミュエルから目が離せなくなる。サミュエルは彼女の中に眠っていた欲望を見抜いて挑発を仕掛けてくる。行き過ぎた駆け引きをやめさせようとサミュエルに会いに行くロミーだったが、逆に主導権を握られ、2人のパワーバランスは逆転していく。

 

本作では、ニコール・キッドマンが主演を務め、脚本構想段階から当て書きされたというロミー役を大胆に演じ、2024年の第81回ベネチア国際映画祭でボルピ杯(最優秀女優賞)を受賞。『逆転のトライアングル』のハリス・ディキンソンが年下インターンのサミュエル、『デスペラード』等のアントニオ・バンデラスが夫ジェイコブ、『TALK TO ME トーク・トゥ・ミー』のソフィー・ワイルドがロミーに憧れる部下エスメを演じた。監督・脚本は『BODIES BODIES BODIES ボディーズ・ボディーズ・ボディーズ』のハリナ・ラインが務めている。

 

© 2024 MISS GABLER RIGHTS LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

 

映画『ベイビーガール』は、3月28日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマや難波のTOHOシネマズなんば、京都・二条のTOHOシネマズ二条や七条のT・ジョイ京都、兵庫・西宮のTOHOシネマズ西宮OS等で公開。

とある世界的な企業をイメージさせる会社のCEOを務めるのが、本作の主人公である女性。プレゼンテーションの能力は抜群で、大勢の社員を率いるカリスマ性も持っている。そんな彼女の前に現れたのは、とあるインターンの青年。挑発的な質問を投げかけられ、最初は特に相手にしなかった。だが、ふとした瞬間に、素の心を揺らがせるようなフレーズを放ってくるので、気にならずにはいられない。あくまでインターンであり、一時の出来事として対処すればよいはずが、仕事上にも執拗に絡んでくる。いっそのこと、その時点で排除すればよかったものの、彼女にとっては満たされない穴を埋めてくれるような存在にもなっていってしまう。翻ってみれば、このインターンの人心掌握術は類稀なる才能であろうか。気づけば、雌犬をあやすかのように”ベイビーガール”と呼ばれてしまっていた。理性では反旗を翻すことができるはずなのに、応じざるを得ないのが、滑稽でもあり興味深くもある。その背後には、アントニオ・バンデラスが演じる夫によって満たされないものがあるのが、なんとも切ない。というか、堂々としていながらも情けない姿を見せるアントニオ・バンデラスの姿には驚かされるばかり。最終的に主人公の夫婦とインターンの青年がどのような関係性を織り成していくのか。女性監督ならではの仕上がりによって実に見応えのある作品であった。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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