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担任と生徒24人にメールで“序列”が送られたことから物語が展開する『遺書、公開。』がいよいよ劇場公開!

2025年1月28日

©2024 映画「遺書、公開。」製作委員会 ©陽東太郎/SQUARE ENIX

 

何者かに送られた生徒・担任の序列リストの1位に記載された女子生徒が自殺を遂げ、葬儀の翌日、彼女の遺書がクラスメイト全員に届けられる『遺書、公開。』が1月31日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『遺書、公開。』…

新学期の春、私立灰嶺学園の2年D組に、生徒24人と担任教師をあわせた全員の明確な順位を記した「序列」が届けられる。犯人がわからないまま半年が過ぎたある日、誰もが羨む人気者だった序列1位の姫山椿が、校内で謎の死を遂げる。数日後、クラスの全員に姫山から遺書が届いたことをきっかけに、彼らのドス黒い本性が次々とあぶりだされていく。

 

本作では、ダンス&ボーカルグループ THE RAMPAGE from EXILE TRIBEの吉野北人さんが主演を務め、陽東太郎さんによるコミックを実写映画化。主人公の池永柊夜を吉野さんが演じ、クラスメイト役には『恋わずらいのエリー』の宮世琉弥さん、『かそけきサンカヨウ』の志田彩良さん、男性アイドルグループ IMP.の松井奏さん、『ベイビーわるきゅーれ』シリーズの髙石あかりさん、元 乃木坂46の堀未央奈さんら注目の若手キャストが集結。『リリイ・シュシュのすべて』の忍成修吾さんが担任教師を演じた。『東京リベンジャーズ』シリーズの英勉監督がメガホンをとり、Netflixドラマ「極悪女王」の鈴木おさむさんが脚本を担当している。

 

©2024 映画「遺書、公開。」製作委員会 ©陽東太郎/SQUARE ENIX

 

映画『遺書、公開。』は、1月31日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマT・ジョイ梅田、心斎橋のイオンシネマシアタス心斎橋や難波のなんばパークスシネマ、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都や七条のT・ジョイ京都、神戸・三宮のkino cinema 神戸国際等で公開。

日本映画の中で定期的に制作されている学校ヒエラルキーを扱った作品。若者の心の裏側を描いており、観る者の気分を嫌な気持ちにさせながら、絶望を味わうか、翻ってホッコリした気分で観終えることができるかもしれないチャレンジングな作品が多い傾向になる。本作においては、”遺書”という言葉から一種のホラー映画のようにも感じる人もいるかもしれないが、どちらかといえばミステリー要素が強い。冒頭で”序列”というヒエラルキーを前面に押しながら、いきなりヒロインが自殺、という急転直下、さらにはそれぞれに遺書が送られる、という怒涛の展開。自殺の要因には、それぞれに可能性がある訳で、生徒全員、さらに担任の先生含め万遍なくスポットがあてられていく。各々のキャラクターに個性的な魅力があり、さらには人間性の裏側まで垣間見える演出まで施されているので、鈴木おさむさんによる脚本や英勉監督による手腕が秀でていることに納得させられる。ポスター等で前面に行くほどに本作の中心となっていくキャラクターではあるが、それら以外にもこんな個性的な演技が出来る若手俳優がいるのか、と発見することも多々あった。その中には今後の活躍をさらに期待できる人物もちらほらと。ぜひこのクラスの一員になったかのような気分で緊張感と共に本作を存分に体感してみてはいかがだろうか。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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