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撮りためた25年のラストシーンが描き出す物語『PLAY 25年分のラストシーン』が関西の劇場でもいよいよ公開!

2020年11月11日

(C)2018 CHAPTER 2 – MOONSHAKER II – MARS FILMS – FRANCE 2 CINEMA – CHEZ WAM – LES PRODUCTIONS DU CHAMP POIRIER / PHOTOS THIBALUT GRABHERR

 

ビデオカメラを手にした少年と、それを贈った家族や友人との25年間を映し出す『PLAY 25年分のラストシーン』が、11月13日(金)より関西の劇場でも公開される。

 

映画『PLAY 25年分のラストシーン』は、ある男性が仲間たちと過ごした25年間を、1990年代から2010年代まで撮り続けたホームビデオの映像をつないで描いた青春ドラマ。1993年、パリ。13歳の少年マックスは両親から贈られたビデオカメラで家族や友人たちとの日常を撮り始め、それは彼のライフワークとも言える趣味になった。38歳になったマックスは、それまで撮りためた25年分の映像を振り返り、編集する。そこにはいつも一緒にいた4人の仲間たちとの、かけがえのない日々が全て記録されていた。素直になれず大切なものを手放してしまったマックスは、新たに“映画”のラストシーンを準備する。

 

本作は、人気コメディアンのマックス・ブーブリルが主演を務め、盟友アントニー・マルシアーノ監督のアイデアに惚れ込み、脚本も担当した。共演には『エル ELLE』のアリス・イザーズ、『ダゲレオタイプの女』のマリック・ジディ、アルチュール・ペリエ、『カミーユ、恋はふたたび』のノエミ・ルヴォウスキーが名を連ねている。

 

(C)2018 CHAPTER 2 – MOONSHAKER II – MARS FILMS – FRANCE 2 CINEMA – CHEZ WAM – LES PRODUCTIONS DU CHAMP POIRIER / PHOTOS THIBALUT GRABHERR

 

映画『PLAY 25年分のラストシーン』は、11月13日(金)より大阪・梅田のシネ・リーブル梅田、京都・烏丸御池のアップリンク京都、神戸・三宮のシネ・リーブル神戸で公開。

とある男が撮影した25年分のホームビデオを、自身で編集し、映画として完成させる物語。設定にとことん忠実で、年代物のセットや衣装から音楽まで、とことん時代に拘りを持って作成されていた。撮影した映像に関しても、ハンドカメラや携帯と、当時主流だった映像に合わせて本編のアスペクト比が変化しており、映像マニアには堪らない仕上がり。特にキャスティングが本当に素晴らしく、子供時代から大人まで一貫して人物の特徴を押さえており、フィクションでの役者交代を違和感なく鑑賞できた。ストーリーは、ホームビデオという制約がありながらも、限られた映像で人生の名シーンを繋いでいく見事な構成力に脱帽。最初は乱雑に思えたビデオの数々も、ラストシーンを含め一本の映画として完成する際、共通したテーマを知ることができる。長い人生で後悔はつき物だが、映画と違って人生におけるラストシーンは最初から決まっていない。後悔した地点をラストシーンにするか、新たにラストシーンを作るかは自分が決めることなのだという熱いメッセージを受け取った。

fromねむひら

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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