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ごく普通の家族と愛犬が残酷な運命に翻弄されながらも強く生きていく『さくら』がいよいよ劇場公開!

2020年11月11日

(C)西加奈子/小学館 (C)2020 「さくら」製作委員会

 

穏やかな日常が崩れ、過酷な試練に直面する3人兄妹の物語を描く家族ドラマ『さくら』が、11月13日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『さくら』は、ある家族と愛犬の姿を描く物語。長谷川家の次男・薫は、年末に実家へと向かう。兄の一(ハジメ)は彼にとって幼い頃から憧れの存在だったが、2年前に事故で他界した。ハジメの死をきっかけにバラバラになってしまった家族をつなぎ止めるかのように、薫は幼い頃の記憶を思い起こしていく。妹・美貴の誕生、愛犬サクラとの出会い、引っ越し、初めての恋と失恋など、長谷川家の5人とサクラが過ごしたかけがえのない日々。そして大みそか、壊れかけた家族をもう1度つなぐ奇跡のような出来事が起こる。[配給:松竹]

 

本作は、直木賞作家の西加奈子さんが家族をテーマにつづったベストセラーを『三月のライオン』の矢崎仁司監督が映画化。平凡な次男の薫を『君の膵臓をたべたい』の北村匠海さん、破天荒な長女の美貴を『渇き。』の小松菜奈さん、人気者の長男である一を『キングダム』の吉沢亮さん、彼らの両親を寺島しのぶさんと永瀬正敏さんがそれぞれ演じる。

 

(C)西加奈子/小学館 (C)2020 「さくら」製作委員会

 

映画『さくら』は、11月13日(金)より全国の劇場で公開。

とある家族の普遍的な日常を切り取った映画…ではなく、本編が進み登場人物ひとりひとりの物語が明かされる度に、日常の歪みが露わになる。初めての恋、嫉妬、口数が少ない中であらゆる表現を必要とされる超美形の末っ子・美貴を小松菜奈さんが演じる文句なしのキャスティング。美貴の自由奔放な行動は、常人では理解しがたい領域で、感情移入する隙もない。しかし、小松菜奈さんの持つ不気味な世界観が美貴の謎めいた行動に、より強烈なスパイスとして加えられるので、一周回って芸術として確立されており、思わず見惚れてしまう。そして、美貴の友人として印象的なカオルを、映画初出演となる欅坂46の小林由依さんが演じる。櫻坂46としての活動を前に、他メンバーよりも先輩として表舞台に立ち、ベテラン俳優達に混ざって演技する姿はファンであれば感涙モノ。しっかりとカオルとしての見せ場を損なうことなく、映画を観た人なら誰もが記憶に残る難しい役柄を好演していたので、彼女含めてグループが今後どのようにメディアに露出していくのか楽しみである。

fromねむひら

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映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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