孤独を抱えた人々と犬たちの偶然の出会いが奇跡を巻き起こす『DOG DAYS 君といつまでも』がいよいよ劇場公開!
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近隣の動物病院を忌々しく思う男性が、建築家の女性に出会ったことで、徐々に心を通わせていく『DOG DAYS 君といつまでも』が11月1日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『DOG DAYS 君といつまでも』は、孤独を抱える人々と愛らしい犬達の偶然の出会いが起こす奇跡を描いた韓国発の群像ドラマ。不動産会社で働くミンサンは自宅1階を動物病院「DOG DAYS」に貸し出しているが、彼自身は犬嫌いなため、動物病院の院長ジニョンと口論が絶えない。ある時、ジニョンともめていた彼は、DOG DAYSの利用者で有名建築家のミンソにたしなめられる。仕事でリゾート開発に関わっているミンサンは、ジニョンにミンソを紹介してもらおうと、ジニョンが助けた保護犬のチワワを預かることに。ミンソは散歩中に倒れてフレンチブルドッグの愛犬ワンダを見失ってしまい、居合わせた配達員ジヌが捜索を手伝う。その頃、作曲家ソニョンとジョンアの夫妻の養子となったばかりの少女ジユは、迷い犬と出会う。一方、恋人スジョンの留守中にゴールデンレトリバーのスティングを預かっていたヒョンが、DOG DAYSに大慌てでスティングを担ぎ込む。そこへ、スジョンの元恋人ダニエルが現れ…
本作では、『ミナリ』のユン・ヨジョンが建築家ミンソ、『コンフィデンシャル』シリーズのユ・ヘジンが動物病院の家主ミンサンを演じ、『シュリ』のキム・ユンジン、『ビニールハウス』のキム・ソヒョンが共演した。
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映画『DOG DAYS 君といつまでも』は、11月1日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマや難波のなんばパークスシネマ、京都・三条のMOVIX京都、神戸・三宮のkino cinema 神戸国際等で公開。
個々人の様々な理由があるにせよ、韓国においても一人暮らし世帯が1千万世帯を突破し、全世帯において4割を超えたようだ。自由を謳歌している者がいれば、人知れず孤独を感じている方もいるのだろう。そこで犬なども含めペットと過ごすことでより良い生活を営むことは素晴らしいことではないか。本作は、様々な心境を抱えた方々が犬と寄り添っていく姿を描いていく群像劇である。中心人物となるのは、ユ・ヘジンが演じる、不動産会社で働くミンサン。保有物件の1階を動物病院に貸しながらも、リゾート開発に勤しむ人物。犬を飼っている様々なキャラクターにも遭遇していくが、どうやら訳アリで犬は避けたいようだ。だが、ユン・ヨジョンが演じる有名建築家のミンソと遭遇することで、少しずつ変化していく。まだ、ミンソが飼っていた愛犬をとある出来事から見失っていくことから、物語は大きく転じていくのだ。つまり、各々のキャラクターや飼っている犬達が複雑に絡まり合ったり、意外な関係性が分かったりしながら、韓国映画ならではの見応えあるストーリーが展開されていく。最終的に、どのキャラクターがどの犬や誰と寄り添っていくのか、楽しみにしながら行く末を見守っていきたい作品である。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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