“次々と人が消える”と噂のマンションを舞台に事件が起こる『あの人が消えた』がいよいよ劇場公開！
©2024「あの人が消えた」製作委員会
人が消えるという噂のあるマンションを舞台に、配達員として毎日出入りしている青年と、小説家志望の会社の先輩が、謎めいた住人の秘密を探ろうとするうちに、思いもしなかった事件に巻きこまれていく『あの人が消えた』が９月２０日（金）より全国の劇場で公開される。
映画『あの人が消えた』は、次々と人が消えてしまう謎めいたマンションを舞台に、伏線を張り巡らせた予測不能な展開で描く。配達員の青年である丸子は、「次々と人が消える」と噂されるいわくつきのマンションに毎日のように出入りするうちに、怪しげな住人の秘密を知ってしまう。小説家を目指す職場の先輩・荒川にも相談し、荒川の意見を仰ぎながら住人の正体を探ろうとする丸子だったが、いつしか２人は思いがけない大事件に巻き込まれていく。
本作では、演出を担当した２０２３年放送のテレビドラマ「ブラッシュアップライフ」が国内外で多くの賞を受賞して注目を集めた水野格さんの監督・脚本によるオリジナルのミステリー映画。『交換ウソ日記』『映画 からかい上手の高木さん』の高橋文哉さんが主人公の丸子、「あなたの番です」「おっさんずラブ」シリーズの田中圭が職場の先輩である荒川を演じた。
©2024「あの人が消えた」製作委員会
映画『あの人が消えた』は、９月２０日（金）より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のＴＯＨＯシネマズ梅田や難波のＴＯＨＯシネマズなんば、京都・二条のＴＯＨＯシネマズ二条や七条のＴ・ジョイ京都、神戸・三宮のＯＳシネマズミント神戸等で公開。
バカリズムさんが脚本を担当し、不思議な日常を描くタイムリープ系ヒューマンコメディであるＴＶドラマドラマ「ブラッシュアップライフ」を手掛けた水野格さんが脚本を手掛け監督した本作。基本的にはシリアスなミステリーであるはずの今作だが、時折バカリズムさんが脚本を書いたのかと思えるほどに脱力系コメディなシーンを見せられるので、この映画は一体どこに向かっていくのだろうか、と不安になってしまった。だが、あくまでシリアスな空気感に包まれたミステリー作品である。一瞬でも気を抜いてしまうと、予想だにしていない展開が待ち受けてしまうのだから、油断できない。タイトルにある”あの人”とは一体誰のことを指すのだろうか…とストーリーが展開していく中で探っていくことになるが、この人のことなのかなぁ、と思っていたら、ひょっとしたら、実はこの人のことなのか！？あるいは以外にもこの人なのか！？と思っていたら、そういうことだったの！？と驚かされるしかない顛末を見せつけられてしまう。如何程にもストーリーはツイストを重ねながらも、思わぬ余白にあなたは気づくことが出来るか。最後まで存分に楽しんでほしいミステリアスな一作である。
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- 映画ライター
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- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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