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美しい美作は壮大であり、温かみを感じられる場所…『風の奏の君へ』松下奈緒さんと池上季実子さんと大谷健太郎監督を迎え舞台挨拶開催!

2024年6月8日

岡山県美作を舞台に、茶葉屋を営む兄弟と美作を訪れたピアニストの関係を描く『風の奏の君へ』が6月7日(金)より全国の劇場で公開中。6月8日(土)には、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマに松下奈緒さんと池上季実子さんと大谷健太郎監督を迎え、舞台挨拶が開催された。

 

映画『風の奏の君へ』は、お茶の名産地である岡山県美作地域を舞台に、ピアニストの女性と茶葉屋を営む兄弟が織りなすドラマを描いたラブストーリー。美作で無気力な日々を過ごす浪人生の渓哉と、家業の茶葉屋「まなか屋」を継いで町を盛り上げようと尽力する兄の淳也。ある日、コンサートツアーで町にやって来たピアニストの里香が演奏中に倒れ、療養を兼ねてしばらく滞在することに。かつて大学時代に東京で里香と交際していた淳也は彼女に対して冷たい態度をとるが、渓哉は里香にほのかな恋心を募らせていく。実は里香には、どうしてもこの地へ来なければならない理由があった。ピアニスト・作曲家としても活躍する俳優の松下奈緒さんが里香、「東京リベンジャーズ」シリーズの杉野遥亮さんが渓哉、flumpoolのボーカルである山村隆太さんが淳也を演じる。あさのあつこさんの小説「透き通った風が吹いて」を原案に、自身も美作市で育った大谷健太郎さんが監督・脚本を手がけた。

 

今回、上映後に松下奈緒さんと池上季実子さんと大谷健太郎監督が登壇。岡山県美作市への愛情が伝わってくる舞台挨拶が繰り広げられた。

 

岡山県美作市について、松下さんは「皆さん、行ってみてください」と言いたくなるほどに「映画のスクリーンの中でも美しい岡山・美作の風景がありました。撮影している時、天空の茶畑でのシーンは、どこからどう見ても美しい場所。綺麗に整っているんですが、人が温かみを感じられる場所。壮大感があり、ロケ地巡りもして頂きたい美しい場所が美作には沢山ありました」と紹介。そして、美作の空気を知るべく監督と共にロケハンで伺った際に飲んだお茶の味を絶賛していく。また、本作のオープニングで写される泰平橋について、大谷監督の通学路であったことを伝えられた。ロケハンは10月から11月にかけて行われており、天空の茶畑では新芽が出ていなかった頃でもあったが、大谷監督は「新芽が出始めると大変なことになりますよ」と予告し、時期を狙って撮影が行われている。劇中に登場する岡山県立林野高等学校は原作者のあさのあつこさんが通っていた高校であり「僕自身も林野高等学校出身。在学中には体育館でピアノを弾くソロコンサートをしたこともある」と振り返った。湯郷温泉も挙げ「この映画を観て、行ったような気持ちになるかもしれない。実際に行ってもらうと、もっと凄い」とお薦めしていく。池上さんは連日の撮影で美作を満喫する時間はなかったが、撮影後に岡山県の各地を周遊していた。そこで、大谷監督は、岡山の名産品からシャインマスカットや桃をお薦めし「食べた方が良い。道路沿いにある直売所で売っているものが美味しい」と提案。池上さんからは、”牡蠣おこ”がお薦めされると、大谷監督は「岡山も牡蠣が美味しい。同じ瀬戸内海ですから。岡山だって牡蠣が獲れる」と応じていた。

 

 

ピアニストであり作曲家でもある松下さん。今作の役作りあたり「気持ちが凄く分かりました。私が日常やっていることを里香もやっている。命の時間が迫っていることは一番に大きく違った点ではあったんですけれども、だからこそ、どういう曲を最期に残したらいいのか」と考え、監督と共に伺ったロケハンで風や香を確かめた上で演じている。「都会から来た岡山で何を思うのか。あの時期は様々なことをビビットに感じようとしていた」と思い返し「行かなきゃ分からないこと。行ってみて初めて気づくことが沢山あるなぁ」と実感。池上さんは「のどかな感じ。我が家に皆が来てくれている、と感じた。いい雰囲気で演じさせて頂いた。撮影しているんだけど、撮影している感じがなかった。”用意!”と言われると”やるんだぁ、始まったな”と…」振り返り「身構えてやる雰囲気じゃない。ほわんとした感じで”じゃあ、行きますかぁ”という感じ。思い描いていたおばあちゃんをそのまま…」と自然に演じられた。

 

 

ここで、杉野遥亮さんと山村隆太(flumpool)さんからのVTRコメント映像を上映。2人の姿を観た松下さんは「山村さんはあんなに喋るんだな」と驚いた。杉野さんの眼差しや存在感について、池上さんは「可愛いんだ!」と絶賛し「完全におばあちゃんの気持ちになっていました」と打ち明ける。大谷監督は「山村さんはflumpoolがあれば良いんじゃないか」と思ったが「本当に役者をやりたいんです」という思いを受けとめ「1対1で向かい合ってやりましょう」と応じていった。撮影現場では寡黙な姿があったが「難しい役だった。最初は謎の人物であり、最後は自分の本当の姿を晒していく。最後のシーンについて演技指導は全くしていない。本人にお任せして思うように演じてもらった」と明かす。最終的には役者に委ねる撮影をしており「2人の中に役が入って、生きている。2人が生きている姿を観て下さい」と提示する。松下さんによるピアノ演奏シーンに関しては「長く撮っている。松下さんが弾いているのか、里香が弾いているのか、僕も分からない」と打ち明けながら「故郷に皆さんを呼び入れて、生きてもらっている。場所の空気を吸って頂いて、そこに住んでもらっている」と感慨深げだ。

 

 

最後に、松下さんは「この作品が、これから皆様の手によって大きく成長していくことを願っています。今の時代では忘れかけているような、人の熱い思いや優しやあったかい気持ちを改めて感じる作品だな」と思いを込め、舞台挨拶は締め括られた。

 

映画『風の奏の君へ』は、全国の劇場で公開中。関西では、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマや心斎橋のイオンシネマシアタス心斎橋、京都・三条のMOVIX京都、神戸・三宮のkino cinema神戸国際等で公開中。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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