愛する者を奪われた格闘家が復讐の鬼と化していく『FARANG／ファラン』がいよいよ劇場公開！
©2022 Same Player – WTFilms – Studiocanal – France 2 Cinema – The Ink Connection – Two Suns Productions
裏社会を離れ、流れ着いたタイのリゾート地で、現地女性と家族を築いて幸せに暮らしていた格闘家を、残酷な運命が待ち受ける『FARANG／ファラン』が５月３１日（金）より全国公開される。
映画『FARANG／ファラン』は、容赦ないバイオレンスとゴア描写を満載に、妻と娘を殺された男の復讐劇を描いたリベンジアクション。地元の裏社会から逃れ、タイの美しいビーチへとたどり着いたフランス人の格闘家サムは、現地で出会った妻のミアと娘のダラとともに仲むつまじく暮らしていた。ホテルのポーターとして働く一方で、家族のため、そしていつか自分の店を持ちたいという夢のため、ムエタイのファイターとして危険な賭け試合に出場するサム。しかし、よそ者であり、すねに傷を持つ彼にとって、成功を収めることはなかなか難しいことだった。焦ったサムは同じフランス人の男ナロンからある仕事を引き受けるが、そんなサムを思いがけない残酷な運命が待ち受けていた。
本作は、『ヒットマン』『コールド・スキン』等のジャンル映画で活躍するフランスのザビエ・ジャン監督が手掛け、主人公サムを演じるのはキックボクシング経験者の新星ナシム・リエス。共演に『オンリー・ゴッド』『暁に祈れ』のビタヤ・パンスリンガム、『息子のまなざし』のオリビエ・グルメ。タイトルの「FARANG」はタイの言葉で、主にヨーロッパなどの西洋人を指して「よそ者、外国人」といった意味をもつ。
©2022 Same Player – WTFilms – Studiocanal – France 2 Cinema – The Ink Connection – Two Suns Productions
映画『FARANG／ファラン』は、５月３１日（金）より全国公開。関西では、大阪・梅田のテアトル梅田、難波のなんばパークスシネマ、堺のＭＯＶＩＸ堺、京都・三条のＭＯＶＩＸ京都、神戸・三宮のkino cinema神戸国際で公開。
格闘家としての才能や実力はアリながらも、フランスでは地元の裏社会から追われていた主人公のサム。タイに移住し、リゾートホテルでポーターをしながら、ムエタイのファイターとして危険な賭け試合に出場していた。賭けがあるために八百長試合に応じなければならなかったが、全ては妻の夢を叶えるため、格闘家としての自分を押し殺して賭け試合に臨んでいる。そこで良くも悪くも仲間同士の関係が出来上がっていき、後に功を奏していくので、何が役立つか分からないものだ。とはいえ、簡単に夢は叶わない。阻む者はいくらでもある。阻む者が何故だか手を差し伸べようとするならば、いくらでも罠があるものだ。藁をも掴む思いで、危険な依頼に応じようとすれば、もっと危険な出来事が待ち構えていた。サムは何度も絶望的な出来事に遭遇してきただろう。そこで、自らを救ってきたのが、何でもありのエクストリームなアクションの数々。愛する家族を救う為なら、自らがどんな傷を負っても戦い続けてきた。そんなキックボクシングをベースにした凄まじいアクションをこなしたナシム・リエスの姿を存分に堪能してほしい一作である。
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- 映画ライター
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- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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