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余命1週間を宣告された少女と、彼女の夢を全力で支えようと奔走する少年による青春ラブストーリー『ハピネス』がいよいよ劇場公開!

2024年5月14日

©嶽本野ばら/小学館/「ハピネス」製作委員会

 

恋人から余命を告白され動揺しながらも寄り添い続ける少年と彼女の最期の7日間を描く『ハピネス』が5月17日(金)より全国公開される。

 

映画『ハピネス』…

高校の美術室で出会い恋に落ちた雪夫と由茉。幸せな日々を過ごしていたある日、雪夫は由茉から突然、彼女の余命があと1週間しかないことを告げられる。心臓に病気を抱える由茉はすでに自分の運命を受け止めており、残された人生を精いっぱい生きようと決めていた。憧れていたファッションに挑戦し、大好きなカレーを食べに行き、そして何よりも残り少ない日々を雪夫と一緒に過ごしたいと話す由茉に、雪夫は動揺しながらも寄り添うことを決意する。

 

本作は、小説「下妻物語 ヤンキーちゃんとロリータちゃん」等で知られる作家の嶽本野ばらさんの小説を、『少女は卒業しない』の窪塚愛流さんと『朝が来る』の蒔田彩珠さんの共演で映画化。由茉の両親を吉田羊さんとシンガーソングライターの山崎まさよしさん、雪夫の姉を橋本愛さんが演じる。『花戦さ』『犬部!』の篠原哲雄監督がメガホンをとり、『ドクター・デスの遺産 BLACK FILE』の川崎いづみさんが脚本を担当した。

 

©嶽本野ばら/小学館/「ハピネス」製作委員会

 

映画『ハピネス』は、5月17日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマや難波のなんばパークスシネマ、京都・二条の三条のMOVIX京都や七条のT・ジョイ京都、神戸・三宮のkino cinema神戸国際等で公開。

私が、或いは私の家族や友人が余命宣告を受けたら、途轍もない程にショックを受けるだろう。後悔の念が消えることはないはずだ。だが、いつまでも悲しみに暮れてはいられない。余命を認識した上で、残りの日々を如何にして充実したものに出来るか、考えていくはずだ。そこで実現可能なことは相談の上で実践していきたい。本作の場合、心臓の病気を患った由茉が、憧れのロリータファッションに挑戦し、大好きなカレーを食べることを望み、彼氏になった雪夫と過ごす日々を大切していく。雪夫は、由茉のアクティブさに驚きつつ、寄り添って支えていく。余命について知らなければ、なんとも微笑ましいカップルにしか見えない。このままずっと2人が幸せな日々を送っていくことを願うが、現実に直面することはいくらでもあった。由茉の両親は、複雑な心境であることには違いない。でも、由茉の願いを叶えるべく、2人の思いに応えていく。由茉を育ててきた2人だからこその揺るがない思いが最後の最後まで貫かれていたことが印象深い。余命宣告を受けたとしても、最後の最後まで充実した日々を送ろうとした子はきっとどこかにいる…と思いながら本作を観終えた。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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