身に覚えのない仲間殺しの罪を着せられた男が復讐を果たすために闘いを繰り広げる『シャクラ』がいよいよ劇場公開!
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殺人犯に仕立てあげられた英雄が真実を探る旅に出る『シャクラ』が1月5日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『シャクラ』は、香港を代表する武侠小説家である金庸の長編小説「天龍八部」を原作に、4人の主人公のうちの1人である無敵の武芸者・喬峯(きょうほう)の活躍を描く。丐幇(かいほう)の幇主である喬峯は人々から慕われる英雄的存在だったが、副幇である馬大元殺しの濡れ衣を着せられてしまう。さらに漢民族ではなく契丹人であるという出自まで暴かれて丐幇を追放された喬峯は、自分を陥れた人物を探すとともに、自身の出生の真実を突き止めるべく旅に出る。しかし彼の行く手には、さらなる罠が仕掛けられていた。武林最強の技「降龍十八掌」を駆使して刺客たちを次々と倒していく喬峯だったが…
本作は、『ジョン・ウィック コンセクエンス』『ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー』等のハリウッド大作でも活躍する香港のアクション俳優ドニー・イェンが、製作・監督・主演を務めた武侠アクション。『るろうに剣心』シリーズなどのアクションシーンを手がけた谷垣健治さんがアクション監督を務めた。
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映画『シャクラ』は、1月5日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田や心斎橋のシネマート心斎橋、京都・二条のTOHOシネマズ二条、兵庫・西宮のTOHOシネマズ西宮OS等で公開。
「男たるもの正々堂々とし、やましきところなし!」
これまでのドニー・イェン作品の魅力をリミックスした新年にふさわしいアクション活劇が、本国の公開から一年を経て日本で公開される。往年の香港映画のようなワイヤーアクションとCGで、中国古典の武侠小説を映像化したエンターテイメント作品だ。
ハリウッド作品では盲目のハンデを負わされたりもするドニー・イェンだが、今作ではフルスペックの格闘に飛び道具の仙術も加わり、メチャクチャ強いドニーさんが存分に見られる。大勢で囲む強敵たちを片っ端からなぎ倒すノンストップの大乱闘は本作最大の見せ場のひとつ。また、ドニーさんといえば愛妻家!というイメージが今作でも活きており「喀血するヒロインをお姫様だっこするドニーさん」という場面はファンには眼福だ。
『イップ・マン 完結』でも太極拳使いの強敵としてドニー・イェンと熱いバトルを繰り広げたウー・ユエが、本作でも重要な人物としてその強さを見せつける。そして、大御所カラ・ワイが出演しているところも香港映画ファンには嬉しい。複数の勢力が絡み合う物語のため登場人物はとても多いが、各キャラの初登場時にテロップが出る新設設計なのであまり気にしないで大丈夫。ドニー・イェンのカッコ良さをとことん堪能できる2時間であり、意味深な情報量満載のエピローグにも驚きだ。喬峯は帰ってくる。。。?
fromNZ2.0@エヌゼット
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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