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淡路島にある小さな銭湯を舞台した不器用な男の恋物語『あったまら銭湯』大阪で公開

2017年2月24日

淡路島にある実在の銭湯を舞台にしたオール淡路島ロケの映画『あったまら銭湯』が2月25日(土)より大阪・十三のシアターセブンで1週間限定上映される。

あったまら銭湯』は淡路島にある小さな銭湯「扇湯」。銭湯の番台・前田は4世代にも渡り、島の人々の様々な人間関係を見守ってきた。常連客のひとり、佐々木正信(67)は、高校生の時、ある女の子がきっかけで銭湯に行くようになり、50年たった今も通い続けている…2代目番台の前田は、佐々木正信の高校時代を見つめ、4代目番台の前田は、67歳になった佐々木正信を見つめる。これは、銭湯で繰り広げられる不器用な男の恋物語である。
淡路島出身の俳優・笹野高史さんを主演に迎え、ヒロインは淡路島全域オーディションで決定した島在住の女子高生、中尾萌那さんが務める。主題歌はガガガSPの「時代はまわる」、メンバーらも重要な役で映画に登場する。

本作は、昨年9月17日(土)から9月19日(月)に淡路島で開催された「うみぞら映画祭2016」のために制作された作品。「うみぞら映画祭」は海の上にスクリーンを立て砂浜から鑑賞する「海の映画館」などがなどを企画。映画祭のために製作された映画『あったまら銭湯』や、淡路島がロケ地となった映画を上映。

淡路島は、自然が多く海に囲まれていることから、これまで多くの映画やドラマのロケ地となっている。2015年に東京で行われた「映画やドラマのロケ地」と「ご当地グルメ」をテーマに、どれだけ多くの方がその地域を訪れたいかを競う『全国ふるさと甲子園』では、55地域の中から「兵庫県淡路島」がグランプリに選ばれるなど、全国的に注目を集めるエリアだ。
だが、現在定期的に上映を行う映画館はなくなっている淡路島。『あったまら銭湯』の監督であり、映画祭のプロジェクトの発起人である株式会社海空代表の大継康高さんは、会社を立ち上げた当時から「海の映画館を常設でやりたい」という想いがあった。
「現在、淡路島の人がロードショー公開されている映画を観に行こうとしたら、島外に行かないといけない。淡路島の人が島内で観られて、島外の人が淡路島に行きたくなる映画館を作らないといけない」と一念発起。「島外の人が淡路島に行きたくなる特別な空間をつくる。海に囲まれた淡路島だからこそできるのが海の映画館」と語る。なお、これまで野外で開催された映画祭では、山の中や砂浜の上にスクリーンを立てたことはあったが、海の上にスクリーンを立てる形式は本映画祭が初めて。その珍しさもあってか、映画祭開催期間中は淡路島の島外からもお客さんが駆けつけ無事に3日間された。なお、第2回目となる「うみぞら映画祭2017」は5月19日(金)から5月21日(日)に開催される予定。

映画『あったまら銭湯』が2月25日(土)より大阪・十三のシアターセブンで1週間限定上映。2月25日(土)・2月26日(日)には大継康高監督による舞台挨拶が予定されている。

また、『あったまら銭湯』がシアターセブンで上映している期間中に、十三の銭湯「宝湯」(阪急「十三」駅東口より徒歩すぐ)をご利用の方は、映画入場整理券をご提示で、ラムネのサービス&タオル・バスタオルの貸出が予定されている。映画鑑賞後に町の銭湯で一風呂浴びて帰るのはいかがだろうか。※月曜日はお休み。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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