漁師の兄弟と東京からやってきたワケありマンガ家の共同生活を描く『さよならほやマン』がいよいよ劇場公開！

2023年11月1日

島に生きる兄弟と、訳ありの女性との共同生活を描く『さよならほやマン』が１１月３日（金）より全国の劇場で公開される。

映画『さよならほやマン』は、宮城県石巻市の離島を舞台に、漁師の兄弟と東京から来た漫画家の奇妙な共同生活と家族の再生を描いたヒューマンドラマ。豊かな海に囲まれた美しい島で一人前の漁師を目指すアキラと、生まれつき障がいを抱える弟のシゲル。両親は行方不明で莫大な借金を抱えているが、島の人々に助けられながら、どうにか暮らしている。そんな彼らの前に、都会からやって来た訳ありの女性漫画家・美晴が現れる。美晴は兄弟に彼らの家を売ってほしいと言い出し、３人はなぜか一緒に暮らすことになるが…

本作では、２人組バンドMOROHAのMCアフロさんがアキラ役で映画初主演を務め、NHK連続テレビ小説「まんぷく」の呉城久美さんが美晴、NHK連続テレビ小説「ブギウギ」の黒崎煌代さんがシゲルを演じる。本作が長編デビューとなる庄司輝秋監督が、自身の故郷である石巻でオールロケを敢行した。

映画『さよならほやマン』は、１１月３日（金）より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマや難波のなんばパークスシネマ、京都・三条のＭＯＶＩＸ京都、神戸・三宮のkino cinema 神戸国際等で公開。

最近は、音楽活動だけでなく、映画に少しだけ出演したりＣＭに登場したりしているMOROHAのMCアフロさん。エモーショナルなポエトリーリーディングのパフォーマンスで独特の魅力を放っているアフロさんのスタイルそのまんまなところもあり、ステージ以外でも演技もしっかり出来るんだな、と思っていたら、遂に映画に主演！この快進撃は凄まじい！本作では、震災で両親が行方不明となった過酷な環境下、アフロさん演じるアキラが弟と共に必死に生きていく姿を描いていく。そこに訳ありの女性漫画家が登場して、兄弟を引っ搔き回していくわけだが…。社会の中で全うに生きていくにはどこか欠けている部分があり、互いに補いながらも、魅力的な人間として本作では描いている。まるで、、外側の殻は凸凹していても、熱い心と抜けた甘さも備わったほやのようなキャラクターとして捉えていいだろうか。そして、”海のパイナップル”と呼ばれるほやを食べたことがないので、是非とも一度は食べてみたくなった。美味しさと共におもしろさと胸がグッと熱くなるエモーショナルな作品に仕上がっている。

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