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福井めがね産業の原点を描く『おしょりん』がいよいよ劇場公開!

2023年11月1日

©「おしょりん」制作委員会

 

明治時代の福井県の豪雪地帯で収入源が絶たれる冬の間、村を支える為に一から眼鏡製造に取り組む職人達を描く『おしょりん』が11月3日(金)より関西の劇場でも公開される。

 

映画『おしょりん』は、明治時代の福井県を舞台に、メガネ産業の礎を築いた人々の情熱と愛を描いたドラマ。明治37年、福井県足羽郡麻生津村の庄屋の長男である増永五左衛門の妻であるむめは、育児と家事に追われる日々を過ごしていた。そんなある日、大阪で働いていた五左衛門の弟である幸八が帰郷し、村をあげてメガネ作りに取り組まないかと提案する。その頃メガネはまだほとんど知られていなかったが、活字文化の普及により今後は必需品になるというのだ。初めは反対していた五左衛門も、視力の弱い子どもがメガネをかけて喜ぶ姿を見て挑戦を決め、村の人々を集めて工場を立ちあげるが…

 

本作では、作家の藤岡陽子さんが史実を基に綴った小説を、北乃きいさん主演、小泉孝太郎さん、森崎ウィンさんらの共演で映画化。主人公の増永むめを北乃さん、夫の五左衛門を小泉さん、弟の幸八を森崎さんがそれぞれ演じた。『えちてつ物語 わたし、故郷に帰ってきました。』の児玉宜久さんが監督を務めている。

 

©「おしょりん」制作委員会

 

映画『おしょりん』は、11月3日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のシネ・リーブル梅田や京都・烏丸御池のアップリンク京都、神戸・三宮のシネ・リーブル神戸等で公開。

眼鏡をかけている小生としては、福井・鯖江の眼鏡がどれだけ有名な一品であるか重々に招致しているつもりである。とはいえ、どのようなルーツがあるのか、そんなに詳しく知らなかったかもしれない。改めて、そのヒストリーを知ることが出来る一作である。本作を観ていると、小生が高校生の頃に初めて眼鏡をかけた当時の感動を思い出してしまった。こんなにも自分は見えていなかったのか、という衝撃と同時に、自分が観ている世界が拡がったという喜びを感じていたんだよな。まさにその世界への扉を開けた時の感動を本作で表現しているシーンがあり、胸にグッと掴まれた。とはいえ、当時行われていた工場制手工業の環境下、精密な構造を伴っている眼鏡を一から作ることは難しく、一人前の職人になることは、さぞ大変なことだっただろう、と伝わってくる。それが、まさに一品として評されるに至るまでを本作では描いていく。普段使っているモノに関する歴史に思いを馳せることが出来る一作である。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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