第80回ヴェネチア国際映画祭 金獅子賞受賞!『哀れなるものたち』早くもアカデミー賞®︎最有力の声!
©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
風変わりな天才外科医の手によって死からよみがえった女性が、世界を知るために大陸横断の旅へ出る『哀れなるものたち』が2014年1月26日(金)より全国の劇場で公開される。今回、第80回ヴェネチア国際映画祭で最高賞である金獅子賞を受賞した。
映画『哀れなるものたち』…
不幸な若い女性ベラは自ら命を絶つが、風変わりな天才外科医ゴッドウィン・バクスターによって自らの胎児の脳を移植され、奇跡的に蘇生する。「世界を自分の目で見たい」という強い欲望にかられた彼女は、放蕩者の弁護士ダンカンに誘われて大陸横断の旅に出る。大人の体を持ちながら新生児の目線で世界を見つめるベラは時代の偏見から解放され、平等や自由を知り、驚くべき成長を遂げていく。
『女王陛下のお気に入り』のヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンが再タッグを組み、スコットランドの作家アラスター・グレイの同名ゴシック小説を映画化。プロデューサーも務めるストーンが純粋無垢で自由奔放な主人公ベラを熱演し、天才外科医ゴッドウィンをウィレム・デフォー、弁護士ダンカンをマーク・ラファロが演じる。『女王陛下のお気に入り』『クルエラ』のトニー・マクナマラが脚本を担当した。
今回、第80回ヴェネチア国際映画祭で惜しみない大絶賛を受けた本作は、見事最高賞である金獅子賞を受賞した。本国配給であるサーチライト・ピクチャーズとしては『シェイプ・オブ・ウォ―ター』『ノマドランド』に続き、過去10年で3度目の金獅子賞受賞となり、過去2作品はアカデミー賞®作品賞を受賞している。
全世界待望のヨルゴス・ランティモス監督&エマ・ストーン主演の最新作として、ヴェネチア国際映画祭で現地時間9月1日、ワールドプレミア上映された本作は、上映が終了するやいなや場内から10分以上の鳴り止まぬ拍手とスタンディングオベーションで会場を熱狂の渦に包み込み、早くもアカデミー賞®最有力候補として話題沸騰となった。
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現地時間9月9日の受賞式では、ランティモス監督にしか成し得ない、世界最高峰の才能を集めて構築された、色彩感溢れる壮麗かつ大胆な美術、音楽、衣装、撮影を背景に、奇想天外でありながらも映画史に残るカタルシス溢れるエンディングに導く脚本に彩られつつ、個性豊かな俳優陣の才能を最大限に引き出した、唯一無二の作品世界に惜しみない賛辞が集まり、さらに、プロデューサーとしても参加した盟友エマ・ストーンのキャリアベストの演技も大きく後押しし、ランティモス監督としては、前作『女王陛下のお気に入り』での審査員大賞受賞に続き、念願の最高賞、金獅子賞受賞となった。この名誉ある受賞を受けてランティモス監督はスピーチにて「私のチームは、ここまでくるのに、全てにおいて助けてくれました。(ストの影響で)素晴らしいキャストのみなさんと一緒にここで祝うことができませんが、彼らがすぐに参加できるようになることを祈っています。何よりも、主人公であり信じられない人物であるベラ・バクスターは、エマ・ストーン無しには存在しませんでした。エマはもう一人の信じられない人物です。この映画は彼女の映画です。カメラの前にも、カメラの裏にも彼女はいてくれました。本当にありがとうございます。みなさん、ありがとう。」と主演のエマ・ストーン含めキャストとスタッフへ向けて感謝の気持ちを表した。
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ヴェネチア国際映画祭の翌9月2日(土)にはテルライド映画祭で北米プレミアも行われ、映画批評サイトRotten Tomatoesでは98%Fresh(レビュー数46 9月9日現在)と、驚異的な評価を更新中!各国のレビューでも5つ星を連発、早くもアカデミー賞®最有力の声も鳴り響き、アカデミー賞®最多10ノミネート、オリヴィア・コールマンを主演女優賞受賞に導いた前作『女王陛下のお気に入り』を超える、今後の映画賞レースでの活躍に注目と期待が集まる。
映画『哀れなるものたち』は、2014年1月26日(金)より全国の劇場で公開。なお、日本劇場公開版は、オリジナル無修正R18+バージョンでの上映が決定している。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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