とぼけた窃盗集団の大胆不敵な一大プロジェクトを痛快に描く『ギャング・カルテット 世紀の怪盗アンサンブル』がいよいよ関西の劇場でも公開!
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盗みに失敗し服役していた金庫破りが、懲りることなく新しい獲物を狙う姿を描く『ギャング・カルテット 世紀の怪盗アンサンブル』が9月9日(金)より関西の劇場でも順次公開される。
凄腕の金庫破りシッカンは、ある仕事で失敗し刑務所へ送られてしまう。出所後は次の獲物である「フィンランドの王冠」を狙うべく準備を進めていたが、仲間たちが足を洗うと言い出し、シッカン1人で実行することに。そんな中、その王冠にまつわる伝説の石の行方をめぐり、フィンランドの運命を左右するほどの野望が動き出す。夏至祭り前日の白夜のストックホルムで、フィンランド大統領や王座を夢見る男、大企業の重役、謎の大富豪ら多くの人々の思惑が絡み合う中、仲間たちを連れ戻してお宝を手に入れようと奔走するシッカンだったが…
本作は、『ぼくのエリ 200歳の少女』『裏切りのサーカス』のトーマス・アルフレッドソン監督が、スウェーデンで国民的人気を誇るコメディ映画『イェンソン一味』シリーズを原案に撮りあげたクライムコメディ。スウェーデンで数々のテレビ番組に出演するコメディ俳優ヘンリック・ドーシンが主演を務め、アルフレッドソン監督と共同で脚本を手がけた。
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映画『ギャング・カルテット 世紀の怪盗アンサンブル』は、関西では、9月9日(金)より大阪・梅田のシネ・リーブル梅田や京都・烏丸御池のアップリンク京都、9月16日(金)より神戸・三宮のシネ・リーブル神戸で公開。
スウェーデンで国民的人気を誇るコメディ映画『イェンソン一味』シリーズ…と聞いても、初めて知ったのが、本作を観ていくと…なるほど、日本で言えば、『ルパン三世』シリーズのようなものか。スウェーデンの子どもたちが夢中になって視聴し育っていった怪盗団シリーズ、とのこと。怪盗団それぞれのメンバーの個性がはっきりとしていながら、ドジもやって観客を笑わせてくれる脱力さもある。狙った獲物に纏わる国や秘密機関の陰謀もしっかりと描かれていく。なお、本作の冒頭とクライマックスには、強奪シーンが描かれているが、細かな仕掛けをどのように仕掛けていけば本丸に到着するのか、まさに見物である。いわば「ピタゴラスイッチ」のアレを見ているような気分だ。最終的には一種のほっこりするような場面も見せてくれるので、最後の最後までワクワクしながら観てみよう!
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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