昔気質の刑事が行きすぎた捜査の結果、広報課の音楽隊へ異動を命じられる様子が描かれる『異動辞令は音楽隊！』がいよいよ劇場公開！
（C）2022 『異動辞令は音楽隊！』製作委員会
仕事一筋だった刑事が、行き過ぎた捜査が原因で、“警察音楽隊”へ異動を命じられ、それまでとはまったく異なる職務に戸惑いつつも打ち込んでいく姿を描く『異動辞令は音楽隊！』が８月２６日（金）より全国の劇場で公開される。
映画『異動辞令は音楽隊！』は、最前線の刑事から警察音楽隊に異動させられた男の奮闘を描き出すヒューマンドラマ。部下に厳しく、犯人逮捕のためなら手段を問わない捜査一課のベテラン刑事である成瀬司。高齢者を狙ったアポ電強盗事件を捜査する中で、令状も取らず強引な捜査を繰り返した結果、広報課内の音楽隊への異動を言い渡されてしまう。不本意ながらも音楽隊を訪れる成瀬だったが、そこにいたのは覇気のない隊員ばかりで…
本作は、『ミッドナイトスワン』の内田英治監督が阿部寛さんを主演に迎え、警察音楽隊のフラッシュモブ演奏に着想を得た監督が、オリジナル脚本で描いた。音楽隊のトランペット奏者である来島春子を清野菜名さん、サックス奏者の北村裕司を高杉真宙さん、捜査一課の若手刑事である坂本祥太を磯村勇斗さんが演じる。
（C）2022 『異動辞令は音楽隊！』製作委員会
映画『異動辞令は音楽隊！』は、８月２６日（金）より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のＴＯＨＯシネマズ梅田や難波のＴＯＨＯシネマズなんば、京都・二条のＴＯＨＯシネマズ二条や三条のＭＯＶＩＸ京都や七条のＴ・ジョイ京都、神戸・三宮のＯＳシネマズミント神戸等で公開。
昔気質の刑事が異動を命じられた先は広報課の音楽隊。ほとんどは、中学校や高校の部活動における楽器演奏経験を活かした形での辞令となる。その姿は、力強い警察官ならではの演奏によって、勇ましさがある印象が大きい。そんなところに刑事が突然配属されたら、そりゃあ混乱するだろう。専任配属もあれば、普段の警察としてのお仕事もしながら取り組んでいる者もいる。様々な警察官の背景を描きながら物語は進んでいく。ドタバタコメディかと思って観るかもしれないが、実は単純なストーリーではない。作中では、家に現金がいくらあるか電話で尋ねた後に強盗が押し入る「アポ電強盗事件」の犯人逮捕に向けた取り組みを題材にして描かれていく。この２つの要素を絡ませて、機転を利かしたストーリーが展開されていった。主人公の成瀬司は刑事に戻ることが出来るのか、或いは音楽隊を愛し残っていくのか。現代に食らい付いて以降とするサラリーマンの悲哀が込められているようにも感じ取れた本作、あなたはどのようにして受けとめていくのか楽しみにしたい。
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