125台のカメラが捉えた2019年12月23日の東京ドーム公演を映画化!『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』が全国の劇場で劇場公開!ドルビーシネマ限定先行公開も!
©2021 J Storm Inc.
嵐20周年ツアー『ARASHI Anniversary Tour 5×20』の最中、2019年12月23日に“シューティング・ライブ”と称して観客を集め大規模な撮影が敢行された『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』が11月3日(水・祝)よりドルビーシネマ限定先行公開、11月26日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』は、2020年12月31日で活動休止となった人気グループ「嵐」の初となるライブ映画。2018年11月から2019年12月まで1年以上にわたり開催され、計50公演、累計237万5000人の動員を記録した嵐20周年ツアー「ARASHI Anniversary Tour 5×20」。ツアーの最中である2019年12月23日、シューティングライブという名目で東京ドームに5万2000人の観客を集め、本作を撮影するために敢行されたライブの模様を125台のカメラで捉えた。通常のライブとは異なる撮影を意識したパフォーマンスや、既出のパッケージにはないようなアングルで捉えたメンバーたちの姿など、さまざまな角度から「嵐」というグループの魅力を凝縮した。監督は「嵐」初主演の映画『ピカ☆ンチ LIFE IS HARD だけど HAPPY』を手がけた堤幸彦さん。[配給:松竹]
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映画『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』が11月3日(水・祝)よりドルビーシネマ限定 先行公開、11月26日(金)より全国の劇場で公開。
国立競技場で予定されていたラストライブである「This is 嵐 LIVE 2020.12.31」が、新型コロナウイルスの影響で配信になってしまったのが記憶に新しい。配信チケットを買い、解散ライブをネット上で観た身であるのだが、家の小さな画面で観るコンサートでは、やはり不完全燃焼な部分があったことは否めなかった。本作は20周年ツアーに関する作品であり、解散ライブとは別物ではあるが、劇場の大スクリーンと音響設備で改めて観る嵐のライブというだけで価値があり、実際のコンサートにほぼ近い状態での鑑賞は大満足できる価値がある。
本作は、ドルビーシネマで先行上映があることから分かるように、ドルビーシネマで鑑賞することを前提として作られていると断言しても過言ではない。開幕の掴みで流される東京の夜景を観たら、誰もがドルビービジョンの釘付けとなり、「感謝カンゲキ雨嵐」でのファンが放つコールを聴けば、誰もがドルビーアトモスの虜になる。ドルビービジョンが得意とするビビットな色彩は、コンサートのカラフルな演出とマッチしており、通常のシアターで観ると本来の色味が損なわれると考えるならば、やはりドルビーシネマで一度は観てほしい。
嵐のコンサートは、2014年からペンライト制御システムが導入されており、楽曲の演出に合わせてファンの持つペンライトの色の変化が自動制御されているのが特徴的だ。俯瞰で観た際における色の統一感は、会場全体がファンも含めたアート作品のようであり、映像として記録に残せたことが改めて素晴らしいと感じる。
嵐が活動休止した今、改めて、劇場での大迫力な画面と音響で、繊細な色使いと縦横無尽に駆け巡る豪快なサウンドに包まれながら、実際の現場に近い嵐のライブを感じる喜び。嵐が大好きな見ず知らずの人達が1つの空間に集まり、同じ感動や煌めきを共有できる場が生まれることは、喪失感の多かったこの1〜2年を耐えたファンにとって、とても価値のあることなのではないだろうか。身体が悪くて本公演に行けなかった方や、コンサートは敷居を高く感じていた方など、今までライブに行けなかった人達も、自由に集い、参加することが可能な”夢の続き”を是非とも体験して頂きたい。
fromねむひら
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
- 最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!