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エクアドルにたどり着いた2人の中国人移民と地元ギャングの駆け引きをスリリングに描く『空(くう)』が第16回大阪アジアン映画祭のコンペティション部門で日本初上映

2021年3月6日

港湾都市グアヤキルのチャイナタウンを舞台とする異色スリラー『』が第16回大阪アジアン映画祭のコンペティション部門で日本初上映された。

 

映画『空(くう)』は、港湾都市グアヤキルのチャイナタウンを舞台とする、キャストの大半が中国人、主な言語も北京語という異色スリラー。密航船に乗って、深圳からエクアドルへ渡ってきたシャオ・レイとウォン。レイはニューヨークを最終目的地とし、ウォンは幼い息子を呼んで一緒に暮らすことを夢見ているが…

 

本作は、マニラと北京で金融の仕事に就いた後、南米エクアドルに帰郷して映画制作を始めたポール・ベネガス監督の長編第1作。国内の映画祭で最優秀長編映画賞を受賞し、本年度アカデミー賞国際長編映画賞エクアドル代表作となった。

 

映画『空(くう)』は、3月11日(木)16:00よりシネ・リーブル梅田でも上映。

グアヤキルは、南米エクアドル最大の都市にして最大の港湾都市。深圳から密入国するだけでも大変かと感じるが、さらに目指すはニューヨーク。まさにチャイナ・ドリームである。チャイナタウンを舞台にしたことで、キャストの大半が中国人であり主な言語も北京語にしたという設定は興味深い。監督のポール・ベネガスは、マニラと北京で金融の仕事に就いた後に帰郷し映画制作を始めたということなので、映画に関する知識・技術以外をベースにしたことで、独自のリアリティあるスリラー作品に仕上げている。

 

密入国後の前半部分は、異国ならでは緊張感があり、後半にかけてはクライム作品ならではの緊迫感で盛り上げていくので。スクリーンから目が離せない。ストーリーの中盤では、コミカルな笑えるシーンがありながらも、夢や欲望を抱きながら望郷への思いも描かれていく。移民ならではの独特の情感を誰しもがもっており、自然とコミュニティが出来上がっていくわけだが、クライム作品ならでの危険な駆け引きがある。長編監督第1作目にしてこのクオリティ、エクアドルの映画シーンが今後の日本で注目されるのか大いに期待したい。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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