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映画監督志望の青年のもとに自殺した大学時代の先輩が幽霊になって現れる『葵ちゃんはやらせてくれない』がシアターセブンでもいよいよ公開!

2021年6月18日

(C)2021 キングレコード

 

片思いの後輩女子と結ばれるため、大学時代にタイムスリップした青年たちの恋愛奮闘劇が描かれる『葵ちゃんはやらせてくれない』が6月19日(土)より大阪・十三のシアターセブンでも公開される。

 

映画『葵ちゃんはやらせてくれない』は、片思いの後輩女子と結ばれたいがため過去に舞い戻って奮闘する映画青年たちの姿を描いたタイムスリップラブストーリー。映画監督を目指す青年・信吾の前に、大学時代の映画研究部の先輩で1年前に自殺した川下さんが幽霊となって現れる。川下さんは片思いをしていた大学時代の後輩・葵ちゃんとセックスがしたくてよみがえってきたという。川下さんの願いをかなえるため、信吾は川下さんとともに過去へタイムスリップ。もしかしたら川下さんが葵ちゃんとセックスできたかもしれない唯一のチャンスだった、大学時代のある一日に戻ってくるが…

 

本作は、大人の男女に向けた刺激的なラブストーリーを発信するキングレコードの映画レーベル「エロティカ クイーン」の一作。テレビドラマやCM、舞台と幅広く活動する新進女優の小槙まこさんが葵ちゃん役を演じ、Netflixのリアリティ番組「TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020」にも出演した松嵜翔平さんが主人公の信吾役、俳優のほか監督としても活躍する森岡龍さんが川下さん役を務める。『れいこいるか』『こえをきかせて』など多彩なジャンルを手がけるいまおかしんじさんが監督を務めた。

 

(C)2021 キングレコード

 

映画『葵ちゃんはやらせてくれない』は、6月19日(土)より大阪・十三のシアターセブンで公開。

最近は『れいこいるか』などで一般的な映画ファンの評判も良い、いまおかしんじ監督。今作では本来「ピンク七福神」の一人として呼ばれるがごとく、ある種グッとくるエロ要素もあるラブストーリーを作り上げた。この世でやり残した”葵ちゃんとやりたい”という思いだけを以て命日になると甦ってくる川下さん。真面目な役もひょうきんな役もこなせる森岡龍さんが演じることで見事にハマっている。本作のタイトルが見事にストーリーの内容を体現しており、やれない男が故の哀愁を感じてしまえば本作は成功しているのではなかろうか。

 

個人的に印象に残るのは、三上寛さんの出演シーン。本来、アンダーグラウンドな日本のフォークシンガーであるが『田園に死す』からコンスタントに映画に出演している。昨年は井筒和幸監督の『無頼』にお坊さん役で出演していたが、本作では本人役。唐突にストリートで歌っているところに葵ちゃんが遭遇しセッションしていく。その姿だけで格好良い。三上寛さんが三上寛さん足り得るシーンであり、映画ではあるが、良いライブを見せてもらった気分になった。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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