ロバート・デ・ニーロ、トミー・リー・ジョーンズ、モーガン・フリーマンが豪華共演!1970年代のハリウッドを舞台にドタバタ劇を描く『カムバック・トゥ・ハリウッド!!』がいよいよ劇場公開!
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1970年代のハリウッドを舞台に、保険金を狙って俳優の殺害を計画するプロデューサーや、ギャングたちのドタバタ劇を描く『カムバック・トゥ・ハリウッド!!』が6月4日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『カムバック・トゥ・ハリウッド!!』は、B級映画プロデューサーとギャングと往年のスター俳優が、偽映画製作を巡ってドタバタ劇を繰り広げるコメディ。1970年代のハリウッド。B級映画プロデューサーのマックスは、ギャングのレジーからの借金返済に頭を悩ませていた。そんなマックスが苦し紛れに思いついたのが、危険なスタント撮影での死亡事故で保険金を手にするというとんでもないトリックだった。マックスは往年のスターであるデュークを老人ホームから担ぎ出し、西部劇の撮影をスタートさせる。撮影の本当の目的は映画を絶対に完成させずに、撮影中にデュークに死んでもらうこと。しかし、マックスの目論見ははずれ、デュークが思いのほかしぶとかったために撮影は順調に進んでしまう。
本作では、ロバート・デ・ニーロ、トミー・リー・ジョーンズ、モーガン・フリーマンとオスカー受賞の名優たちが勢揃い。マックス役をデ・ニーロ、デューク役をジョーンズ、レジー役をフリーマンがそれぞれ演じる。監督はデ・ニーロ主演のコメディ『ミッドナイト・ラン』で脚本を手がけたジョージ・ギャロが担う。
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映画『カムバック・トゥ・ハリウッド!!』は、6月4日(金)より大阪・梅田のシネ・リーブル梅田や難波のなんばパークスシネマ、京都・七条のT・ジョイ京都、神戸・三宮のシネ・リーブル神戸をはじめ、全国の劇場で公開。
ロバート・デ・ニーロ。トミー・リー・ジョーンズ。モーガン・フリーマン。この名前だけで、各々の名作が浮かぶ伝説的豪華キャストが激シブの本作!クスッと笑えるコメディであり、御三方のキャスティングがどれもハマり役。ロバート・デ・ニーロとモーガン・フリーマン演じる二人の会話劇に随所、散りばめられた映画ネタにも、思わずニヤリが止らず、お茶の間では某コーヒーのテレビCMがすっかりイメージとなっている、トミー・リー・ジョーンズのアクションが、めちゃくちゃカッコいいのです!劇中冒頭に出てくる、B級映画ネタはエンドロールで、完成度の高い回収がある(1番笑った)ので、最後まで席を立たない様に!久々に映画館で一笑いといきませんか。
from関西キネマ倶楽部
1950年代~60年代がハリウッドの黄金時代と云われたこともあり、1970年代が舞台の本作では、当時の勢いも翳りが見えてきた頃。主人公であるB級映画プロデューサーのマックスもかなり大変であったことが推測される。ギャングに借金してでも、どうにか映画を製作していきたいことが伺えた。紆余曲折を経て、思い浮かんだアイデアは、いつ亡くなってもおかしくない嘗ての名優を主人公にした西部劇を製作し不慮の事故で保険金を得て借金返済させるという企み…当時の人物を手当たり次第に調べたら実際に行われていてもおかしくなさそうだ。
だが、いざクランクインしてみると、現場に戻った名優は本領発揮。どんなピンチに追い込まれても全く動じない。思惑を知らないスタッフが見事に助けたり、機転を利かしたアクションを以てピンピンしていたりする。コメディとして十分におもしろい作品として観客は見られるが、視点を変えてみると、かなり格好良いアクション映画に仕上がっているんですよね。さぁ、果たして嘗ての名優やプロデューサーの運命や如何に!?
なお、最終的には、当時は珍しがられたものがメインストリームになっていく兆しが描かれていく。現代における多様性を重んじようとする社会に向けたメッセージも描かれており、今こそ観てほしい作品となっている。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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