「幸せの国」伝統文化を大切にする神秘的な国ブータンの料理を堪能!『ブータン 山の教室』JICA関西食堂とのコラボレーション企画を開催中!
ヒマラヤ山脈の標高4800メートルにあるブータンのルナナ村を舞台にした人間ドラマ『ブータン 山の教室』が関西の劇場でも4月30日(金)から公開。現在、兵庫県のJICA関西食堂ではブータン料理が期間限定で提供されている。
映画『ブータン 山の教室』は、ヒマラヤ山脈の標高4800メートルにある実在の村ルナナを舞台に、都会から来た若い教師と村の子どもたちの交流を描いたブータン映画。ミュージシャンを夢見る若い教師ウゲンは、ブータンで最も僻地にあるルナナ村の学校へ赴任するよう言い渡される。1週間以上かけてたどり着いた村には、「勉強したい」と先生の到着を心待ちにする子どもたちがいた。ウゲンは電気もトイレットペーパーもない土地での生活に戸惑いながらも、村の人々と過ごすうちに自分の居場所を見いだしていく。本作が初メガホンとなるブータン出身のパオ・チョニン・ドルジ監督が、村人たちのシンプルながらも尊い暮らしを美しい映像で描き、本当の幸せとは何かを問いかける。
今回、JICA関西食堂では、本作とのコラボレーション企画の一環として「世界一辛い!」と言われるブータン料理を提供(営業時間:ランチ…11:30~14:00、ディナー…17:30~ ※ディナー営業については時間を短縮して営業中)。
・パクシャパ(Phaksha Pa)…豚肉と大根のピリ辛炒め煮
・プタ(Puta)…焼きそば
・ヘンツェジャジュ(Huentse Jaju)…唐辛子と青菜のチーズ風味スープ
・トー(To)…紫黒米入りごはん
ブータンの町ではトウガラシがキロ単位で売られており、今回のメニューにもトウガラシが使用している。メニューにある「パクシャパ」は見た目は日本の肉じゃがのようなものだが、食べるとピリリとして刺激的な味。また、ブータンではソバが栽培されており、蕎麦粉を使って麺にしたものを「プタ」と呼ばれる(トウガラシも使用)。今回のメニューでは日本人の味覚に合うように辛さをマイルドに調整。本作を鑑賞したお客様が映画の余韻に浸りながらホットな料理を堪能できる。
また、「Japanese Sister! 健康教育・予防医療を伝える」と題したブータンパネル写真展を実施。ブータンに派遣されたJICA海外協力隊の活動の様子を写真と共に紹介している。ブータンでは医療サービスは無料(一部を除く)とされているが、本作のように山岳地域等は地理的要因や交通事情により、高度医療へのアクセスは容易ではない。そのため、日ごろの衛生教育や予防医療が大切とされている。パネル展では看護師の資格を持つJICA海外協力隊員が山の小学校で授業をしていた様子を紹介。映画撮影オフショット写真展も同時開催しており、キャスト達の素敵な笑顔と雄大な景色から作品の余韻を楽しめる。
映画『ブータン 山の教室』は、関西では、4月30日(金)より京都・烏丸の京都シネマで公開。また、大阪・梅田のシネ・リーブル梅田と神戸・三宮のシネ・リーブル神戸でも近日公開。JICA関西食堂でのコラボレーション企画についての詳細はHPまでどうぞ。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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