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復讐に燃える天才棋士描いたノワール『鬼手』がいよいよ劇場公開!

2020年8月4日

(C) 2019 CJ ENM CORPORATION, MAYS ENTERTAINMENT ALL RIGHTS RESERVED

 

囲碁とアクション“を融合させ、男たちの熾烈な戦いを描き出すバイオレンスノワール『鬼手』が、8月7日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『鬼手』は、孤高の天才棋士が囲碁バトルを繰り広げるバイオレンスノワール。父が自死し、母にも捨てられた貧しい少年グィス。最愛の姉をも失い、天涯孤独の身になったグィスが厳しい現実を生き抜く唯一の手段は、生前に父から伝授された囲碁だった。ある一匹狼の棋士にその才能を見込まれたグィスは、山寺での猛特訓によりその潜在力を開花し、心身ともにたくましい大人へと成長する。下山後、数々の裏社会の凄腕棋士たちを撃破したギスは、姉を死に追いやった最強棋士ファン・ドギョンへの復讐を果たすため、人生のすべてを懸けた戦いに身を投じる。

 

本作では、『探偵なふたり』のクォン・サンウが天才棋士グィスを演じるほか、『アジョシ』のキム・ヒウォン、『ゴールデンスランバー』のキム・ソンギュン、『犯罪都市』のホ・ソンテ、ドラマ「ザ・キング 永遠の君主」のウ・ドファンらが顔をそろえる。そして、様々な短編作品で演出を行ってきたリ・ゴンが本作で初の監督を担った。

 

(C) 2019 CJ ENM CORPORATION, MAYS ENTERTAINMENT ALL RIGHTS RESERVED

 

映画『鬼手』は、8月7日(金)より大阪・心斎橋のシネマート心斎橋で公開。また、8月28日(金)より京都・九条の京都みなみ会館で公開。なお、神戸・元町の元町映画館でも近日公開予定。

前作『神の一手』の中で、セリフだけで言及されたの謎の人物。盤面を見なくても、頭の中に棋譜を描いて勝負することができるという、伝説の棋士。「鬼手」という男が、本作の主人公だ。韓国語の原題を直訳すると『神の一手:グィス編』、英語の題名は前作のパート2だと明記した『The Divine Move 2』である。『神の一手』の正当な続編であり、前作を観ている方には「これが噂の鬼手か・・・!」という嬉しさがあるが、単体できっちりとストーリーをまとめて完結させている作品なので、予備知識なしで本作を観ても全く問題はない。

 

個性的な敵たちは、みな強烈な「悪」でありながら、誰もがどこか一本の筋が通っていて潔さがある。観ている側は「そこで不意打ちすれば勝てるのに!」「もう逃げてしまえば死なずに済むのに!」と思うような場面でも、決して棋士のルールと極道の掟を破ることは無い。碁の勝敗だけが絶対の徹底した美学は、もはやピカレスク・ロマンである。賭け碁で命を削る者達が集う修羅場で、物語はまだまだ如何様にでも続いていけそうだ。ブレのない世界観のユニバースが出来上がっているため、さらなる続編を期待してしまう。

fromNZ2.0@エヌゼット

 

昨今の韓国映画の勢いは留まることを知らず、ハリウッドをはじめ、世界中を「アッ」と言わせたことは記憶に新しい。本作品も例に漏れず、完璧な『鬼手』という世界観を演技とCG、そして編集が三つ巴となって表現している。どれか一つでも欠けてしまえば途端に単調な作品になってしまうが、微塵にも思わせないほど恐ろしく完璧な出来だ。シーン一つ一つがスタイリッシュに洗礼されており、作品から溢れ出る情熱さに震えながら鑑賞した。囲碁のような視覚的に静かな戦いと、アクションのような激しい戦い、正反対にも見えるテーマが混ざるとこんなにも魅力的になってしまうなんて。視聴前には想像出来なかった。危険だ。この魅力にまんまとハマってしまったのだから、どうか心して観て欲しい。

 

本作最大の魅力はやはり登場する一癖も二癖もあるキャラクター達。主人公グィスとイルドとの師弟関係に始まり、トンとグィスで交わされるの凸凹コンビのような関係、ウェトリとの因縁、そして命までをも賭けた、通称”釜山の雑草”との粘り強い間柄など、登場人物達の関わりをしっかり意識した作品だ。どのキャラクターも互いを昇華させる役割を果たし、1を10にも100にも出来る程のアンサンブルな演技が堪能できる。

 

クォン・サンウが孤独な人間を体現する役を演じると、これ程までに上手いとは。『アジョシ』のキム・ヒウォンは、いけ好かない役も、頼りないのになぜか頼もしく感じれる剽軽な役まで幅広い演技をこなす。本作には、映画で出会う度にどのような役を演じているのか毎度楽しみになるような役者達が集結している。そして、鋭い目線と笑顔が観る人に恐怖を与える”長城の占い師”を演じたウォン・ヒョンジュンは今後もスクリーンで会いたい注目すべき俳優だ。

from君山

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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