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ネタバレ禁止!事件の真相は知らない方がいいかもよ…『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』がいよいよ劇場公開!

2020年8月4日

(C)2018 A24 Distribution, LLC. All rights reserved.

 

親友の突然の事故死を、ひた隠しにする男たちの悪戦苦闘と死の驚きの真相を描き出す『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』が、8月7日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』は、田舎町で起こったある殺人事件の顛末を描いたダークコメディ。売れないバンド仲間のジーク、アール、ディックは、練習と称してガレージに集まり、いつものようにバカ騒ぎをしていたが、ある原因によってディックが突然死んでしまう。誰もが知り合いの平穏な小さな田舎町では、事件の噂がまたたく間に広がり、人びとの話題はディックの死でもちきりになる。殺人事件として警察が捜査を進める中、ディック死亡の真相を知るジークとアールは、なぜか彼の死因をひた隠しにし、自分たちの痕跡を揉み消そうとする。

 

本作は、『』で注目された俊英ダニエル・シャイナート監督が、気鋭の制作スタジオA24と再びタッグを組んだ作品。『ラビング 愛という名のふたり』マイケル・アボット・ジュニアがジーク、『ミスター・ルーズベルト』のアンドレ・ハイランドがアールを演じ、キーパーソンとなるディックにシャイナート監督自らが扮している。

 

(C)2018 A24 Distribution, LLC. All rights reserved.

 

映画『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』は、8月7日(金)より、大阪・梅田のシネ・リーブル梅田、難波のなんばパークスシネマ、神戸・三宮の シネ・リーブル神戸で公開。また、8月21日(金)より、京都・烏丸御池のアップリンク京都でも公開。

スイス・アーミーナイフ(十徳ナイフ)的な謎の男と共に無人島脱出を謀る『スイス・アーミー・マン』を制作した監督の一人であるダニエル・シャイナートが奇妙な事件を描いた本作。しかも、タイトルになっているディック・ロングを自ら演じた。ちょっと頭がおかしい(誉め言葉)!だからこそ、ユニークな才能があると是非に応援したくなってくる!

 

事件は、突然起きたように見せられていく。なんだかよく分からないけど、気づいたら大変なことになっていて、あげくは遺体を病院前で放置って…!なんてヒドい。必死のパッチで助けようとして、身も蓋もないことをしてしまう。さらには、証拠を失くそうと必死になっていくけど、全て上手くいかない。嘘で全てを塗り固めようとしても、全く出来ておらず、やぶれかぶれ。ここまで不運なことが続いてしまうと…作品を観ている観客の立場としては大いに滑稽でおもしろい。まさに秀逸なダークコメディとして仕上がっている。

 

そして、事件の真相を知った時、バカだなぁ…というのが正直な反応。されど、守ろうとしたものがあると気づかされると、なんとも切なく愛おしく思えてくるのが不思議だ。これは『スイス・アーミー・マン』を見終えた時に抱いてしまう感情にも共通している、とハッとしてしまう。このような作品を作れる監督の手腕は唯一無二の才能だと驚いてしまった。なお、本作は、アメリカで実際に起きた事件を基にして描かれている。のどかな田舎で突然起きてしまった奇怪な事件をシニカルに描いており、アメリカの闇を伝えようとしているとも感じてしまう。エンディングロールで流されるニッケルバックの「How you remind me」は、既発曲であるにも関わらず、本作の内容を見事に表現しており、ぐうの音も出ない。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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