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夢に向かって一歩踏み出そうとする若者たちの姿を描く『のぼる小寺さん』がいよいよ劇場公開!

2020年6月29日

(C)2020「」製作委員会 (C)珈琲/講談社

 

ボルダリングに情熱を傾ける女子高生と、夢を抱けないでいる若者たちが、明日に向かって一歩踏み出そうとする姿を描く『のぼる小寺さん』が、新型コロナウイルスの感染拡大防止に伴う休業要請の緩和により、7月3日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『のぼる小寺さん』は、ボルダリングに夢中な女子高生を描いた珈琲さん原作の人気青春漫画を実写映画化。クライミング部に所属する女子高生の小寺は壁を見るとウズウズしてしまうほどボルダリングのことばかり考えていた。卓球部に所属する近藤は、隣で練習する小寺からなぜか目が離せずにいた。小寺としゃべれることがうれしい近藤は、次第に彼女に惹かれていった。しかし、そんな小寺を見つめているのは近藤だけではなく…

 

本作は、『ロボコン』『ホームレス中学生』の古厩智之さんが監督を務め、『けいおん!』『聲の形』『若おかみは小学生!』などのアニメ作品で知られる吉田玲子さんが脚本を手がけた。『ルパンレンジャーVSパトレンジャーVSキュウレンジャー』で活躍した元「モーニング娘。」の工藤遥さんが映画初主演として小寺役を務め、近藤役を伊藤健太郎さんが演じるほか、鈴木仁さん、吉川愛、小野花梨さんらが脇を固める。

 

(C)2020「のぼる小寺さん」製作委員会 (C)珈琲/講談社

 

映画『のぼる小寺さん』は、7月3日(金)より大阪・梅田の梅田ブルク7、難波のなんばパークスシネマ、京都のT・ジョイ京都、神戸・三宮のシネ・リーブル神戸をはじめ全国の劇場で公開。

青春映画の大傑作をまたひとつ観られて、幸せな余韻が凄い。失礼ながら、タイトルの響きと予告の雰囲気から勝手に予想して、「エキセントリックなヒロインに振り回されるコメディっぽい高校ラブストーリー」という感じなのかな、くらいに思っていたが大間違いだった。珠玉の直球青春ドラマである。

 

まずは、小寺さんを演じる工藤遥さんのクライミング技術が素晴らしい!どんな訓練を経た成果なのか、メイキングが見てみたい。ボルダリング競技のクライマーとして、強さについても美しさについても、何度も見せ場のあるとても魅力的な特技をもったヒロイン像は大当たりの役作りである。

 

「脇役のいないドラマ」とでも言えばよいのか、ある種のオムニバス的に編集された視点で描かれるキャラクタたちはヘンテコな人物も多いのだけど、「いや…確かにこんなやつ、うちの高校にも居た」とギリギリの説得力のある存在感。登場人物達が魅力的過ぎて、もっとこの学校の物語を見ていたいと願いつつ、懐かしいような羨ましいような、暖くて切なさでいっぱいになってしまう。のぼることに青春の全力をかける小寺さん。自分はなにかを目指して「のぼって」いただろうかと、ふと己に問うてしまった。

 

物語のクライマックスである学園祭のディテールも、目で追いきれないほど細かく楽しく作りこまれており、かつストーリー上の重要な転換があちこちで発生する装置としても完璧に機能している。セミの鳴き声が聞こえる中、束の間見つめあう二人の人物の姿をとらえた光の色合いもとても美しく、脚本も映像も音もこだわり抜いて仕上げられたことが伝わってきた。是非とも多くの人に見てもらいたい秀作だ。

fromNZ2.0@エヌゼット

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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