Now Loading...

関西の映画シーンを伝えるサイト
キネ坊主

Now Loading...

関西の映画シーンを伝えるサイト
キネ坊主

  • facebook

2人の男女が出会い、30年間の愛を紡ぐ…!『弥生、三月-君を愛した30年-』が全国の劇場でいよいよ公開!

2020年3月18日

(C)2020「弥生、三月」製作委員会

 

昭和から平成、そして令和と時代を経ても愛を紡ぐ男女の波乱万丈の半生を描く『弥生、三月-君を愛した30年-』が、3月20日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『弥生、三月-君を愛した30年-』は、2人の男女の出会いからの30年間を3月の出来事だけで紡いでいく恋愛ドラマ。1986年3月1日、運命的な出会いを果たした弥生と太郎は、互いに惹かれ合いながらも、親友であるサクラを病気で亡くしたことから思いを伝えることができずにいた。2人は、それぞれ結婚し、家庭を持ち、別々の人生を歩んでいった。しかし、離婚や災害、配偶者の死など、厳しい現実を前に子どもの頃から抱いていた夢の数々はもろくも絶たれてしまう。人生のどん底を味わう中、30年の時を超えて、今は亡き友人サクラからのメッセージが届く。

 

本作は、ドラマ「家政婦のミタ」「女王の教室」など数多くのヒットドラマを手がけた脚本家の遊川和彦さんによるオリジナル脚本による第2回監督作品。弥生役を波瑠さん、太郎役を成田凌さんが演じるほか、杉咲花さんが親友のサクラに扮した。

 

(C)2020「弥生、三月」製作委員会

 

映画『弥生、三月-君を愛した30年-』は、3月20日(金)より全国の劇場で公開。

3月は、一年の中でも印象的な月。いくつもの出会いと別れが重なっていく日々を本作は綴っていく。1986年3月1日を始まりにしており、それぞれの年代において印象的な出来事やセンセーショナルな事象を織り込んでいる。観客にも、あの時に自分は何があり何を感じていたか思い起こさせていく。

 

なお、本作は、3月の日々を30年かけて追ってはいるものの、しっかりとした時系列で描かず、明確な日付を文字にしてもいない。劇中には様々なセットや台詞を忍ばせており、かつての日々を想起させていく。2011年3月11日の東日本大震災については明確に表現している。災害に対して人間はどうすることもできない。改めて認識させられてしまう出来事が作中にも次々と起きておく。だが、前を向いて生きていこうする姿に観る者は希望の光を見出してしまう。

 

周囲の空気は気にせずに自分の信念に基づいた行動を貫き通すヒロインの弥生。彼女の姿は頼もしくも、どこか不安定な一面もあり儚げに感じてしまう。そんな彼女をいつまでも気にかけていく山田太郎(サンタ)の姿は、頼りなくとも愛おしい。Y字路から離れてしまった二人の関係がどのようにして再び近づき交わっていくのか。激動の30年間を大いに堪能してほしい。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

Popular Posts