アカデミー賞主演女優賞受賞！晩年のジュディ・ガーランドを描く『ジュディ 虹の彼方に』が全国の劇場でいよいよ公開！
（C）Pathe Productions Limited and British Broadcasting Corporation 2019
ミュージカル女優のジュディ・ガーランドに焦点を当て、４７歳の若さで彼女が亡くなる半年前、１９６８年の冬に行われたロンドン公演に挑むまでの日々を描く『ジュディ 虹の彼方に』が、３月６日（金）より全国の劇場で公開される。
映画『ジュディ 虹の彼方に』は、ハリウッド黄金期のミュージカル女優ジュディ・ガーランドが、４７歳の若さで急逝する半年前の１９６８年冬に行ったロンドン公演の日々を鮮烈に描いた伝記ドラマ。１９６８年、かつてミュージカル映画の大スターとしてハリウッドに君臨したジュディは、度重なる遅刻や無断欠勤によって映画出演のオファーが途絶え、巡業ショーで生計を立てる日々を送っていた。住む家もなく借金も膨らむばかりの彼女は、幼い娘や息子との幸せな生活のため、起死回生をかけてロンドン公演へと旅立つ。
本作は、『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズのレニー・ゼルウィガーが、ジュディの奔放で愛すべき女性像と、その圧倒的なカリスマ性で人々を惹きつける姿を見事に演じきり、第９２回アカデミー賞をはじめ、ゴールデングローブ賞など数多くの映画賞で主演女優賞を受賞。『マネー・ショート 華麗なる大逆転』のフィン・ウィットロック、テレビドラマ『チェルノブイリ』のジェシー・バックリー、『ハリー・ポッター』シリーズのマイケル・ガンボンが共演。『トゥルー・ストーリー』のルパート・グールド監督がメガホンをとった。
（C）Pathe Productions Limited and British Broadcasting Corporation 2019
映画『ジュディ 虹の彼方に』は、３月６日（金）より全国の劇場で公開。
おそらく誰しもが一度は聞いたことがある｢Over The Rainbow 虹の彼方に｣。この楽曲を歌っていたジュディ・ガーランドがこんなに大変な生涯を送っていたなんて…！
ハリウッド黄金期に、才能を見出されスターダムを駆けあがっていくことは、一見華やかな世界だけを想像してしまいがち。大いに活躍しているということは、本当に休む暇がないことを意味する。休ませないためには危険な薬を摂取させられても動き続けるしかない。ジュディが本当に望んで飛び込んだ世界なのかと心配せざるを得ない。だが、一度でも栄光の日々を経験してしまうと、そこから下降したくない。無理してでも必死に食らいつこうとしている姿は無様にも見えてしまい、切なくなってしまう…
ジュディを演じたのは、レネー・ゼルウィガー。『ブリジット・ジョーンズの日記』の印象が強いが、メイクのおかげで、これほどにもジュディ・ガーランドにそっくりな佇まいを表現できるのは秀逸。アカデミー賞主演女優賞を受賞したのも納得の演技である。最終的に、４７歳で亡くなったジュディと同じ世代となって演じていくことになるので、共感含め様々な感情を以て演じたのではなかろうか。エンターテイナーとして活躍することの華やかさと大変さ、まさにジュディの栄枯盛衰を十分に堪能できる作品である。
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