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2人のおかげで笑いと人間力が備わった映画が出来上がった…!『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』大泉洋さん、小池栄子さん、成島出監督を迎え舞台挨拶開催!

2020年1月29日

まったく異なる目論見で“嘘夫婦“を演じることになった男女の運命を描く『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』が2月14日(金)から全国の劇場で公開。1月29日(水)には、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマに大泉洋さん、小池栄子さん、成島出監督を迎え、舞台挨拶が開催された。

 

映画『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』は、太宰治の未完の遺作「グッド・バイ」をケラリーノ・サンドロヴィッチさんが独自の視点を交えたスクリューボールコメディとして「」のタイトルで戯曲化、演出した舞台を映画化。戦後の復興期、文芸雑誌の編集長・田島周二は何人もの愛人を抱えていた。さすがにこのままではまずいと思った田島は彼女たちと別れる決心を固めるが、愛人たちを前にすると優柔不断な性格が災いし、別れを切り出すことが出来ずにいた。困り果てた田島は、ガサツで金にがめつい担ぎ屋・キヌ子に女房を演じてくれと頼み込む。しかし、泥だらけの顔を洗ったキヌ子は誰もが振り返る美しい女性だった。
大泉洋さんが田島役を、小池栄子さんが舞台版でも演じたキヌ子役をそれぞれ演じるほか、水川あさみさん、橋本愛さん、緒川たまきさん、木村多江さん、濱田岳さん、松重豊さんらが顔をそろえる。監督は『八日目の蟬』『ソロモンの偽証』の成島出さんが務めた。

 

上映前に、大泉洋さん、小池栄子さん、成島出監督が登壇。作品のごとく笑いに溢れた舞台挨拶となった。

 

大阪での舞台挨拶を迎え、大泉さんは「大阪の方にコメディを観て頂くのは大丈夫でしょうか」と緊張の面持ち。「(明石家)さんまちゃんが出る訳でもないし、(笑福亭)鶴瓶さんが出る訳でもないし」と尊敬している先輩の名前を挙げながらも「ドタバタドタバタと進む芝居の中で成島さんが作っていった演出や展開の早さは面白い」と本作に対する自信を垣間見せていく。小池さんも「コメディと云っていますが、その裏では、夫々の人との関わり方やバディを組んで一緒に愛人たちにグッドバイしていきます。2人から生まれていく関係性の変化等、笑いどころではないところも沢山味わって頂きたい」と見どころを紹介。成島監督はドキドキしながら「大阪は笑いの本場。大阪で試写をする度に恐いです。笑ってもらえるかな」と期待している。

 

舞台版でもキヌ子を演じた小池さんは『八日目の蟬』で成島監督と初めて出会い、芝居の楽しさを教わった。「いつかは君をヒロインにした映画を撮りたい」と監督から御手紙を頂いたことがあり「私にとっては『そういった日がいつか来たらいいな』と目標にしてこの10年間を走ってきました」と告白。監督の思いが実現したことに感動しながら撮影を終え、燃え尽き症候群になりながらも「でも、これではいかん。また次なる目標を自分で立てないと」と改めて自身を奮い立たせている。小池さんの言葉を聞いた成島監督は「小池栄子さんという女優に出会えたことは、僕の監督人生にとって宝物だ」と嬉しそうに話しながら「逆に僕は彼女に感謝している部分が大きい。凄い努力家です」と敬意を表す。「何度も舞台を観に行く度に進化している」と感じており「一緒に仕事をしていて刺激になるパートナー」だと称えた。そんな成島監督について、大泉さんは「演出で面白くなっていく。台本を読んだ時の印象よりも具体的な指示があって面白くなっていくんだな」とネタバレを気にしながらと話していく。

 

様々な表情を見せる大泉さんについて、小池さんは「チャーミングですよ。子犬みたいな表情を浮かべたり。甘えん坊さんだったり孤独な背中が見えたり。女性がほっとけないと思う田島像をしっかり作って下さった」と感謝している。また、役者の姿だけなく、トークしている姿を気に入っており「こんな面白い人いる!?芝居もピカイチ、トークもピカイチな人はいない!」と絶賛。「一緒にバラエティーに出たい。バラエティーに出るためには一緒に芝居するしかない!」とモチベーションを高めて撮影に挑み「やっぱり天才だな」と感じると共に、ゴールが見えてきたころには寂しさもあった。改めて「よく喋る!よく食べる!よく笑う!元気だな」と感じ「大泉さんが持っている人としての力強さが田島像に合っている。劇中で酷い目に遭っているのに、ヘコたれず前を向いて歩いている」と太鼓判を押す。べた褒めされてしまった大泉さんは「大阪にいるので、一度はNGKの舞台に立ちたいな」と言い出し「期間限定でも様々なバラエティに出させて頂きました。そろそろ諸先輩方に挨拶してNGKの舞台を踏まなあかんな」とまで言い放つ。小池さんと共演し「一緒にバラエティに出演するのは楽しいですけど、カロリーがグッと上がりますね。お互いに戦いですからヘトヘトになって帰ってますよね」と明かし「面白さが強いとお互いに思っている。感動より笑いの部分で共通している。バラエティに出演した後は充実感がある。俳優が感じるべきではない達成感をお互いに感じている」と共感を表した。小池さんも「ミニ番組の依頼が来ないかなぁ。ロケに行ったりスタジオに芸人さんを招いたり。私の次なる目標です」と映画とは違う分野で期待している。

 

大泉さんと小池さんにキャスティングした決め手について、成島監督は「パワーと笑いがある。この映画は人間力がキーワード。生きていく力が必要な戦後復興のドラマでもあるので、何があっても前に進んでいく2人のイメージが必要」だと説く。笑いと生命力が備わった映画にはこの2人が必要であり「1+1が5にも10にも100にもなっていくと感じながら撮っていました」と振り返り「今回は楽しくて幸せな現場だったのはこの2人のおかげ」と感謝の気持ちを伝えた。小池さんも「笑いって良いですよね。現場でにこやかな表情の監督を横目で見ながら、現場で芝居を作っていくことはスクリーンに映る」と満足している。

 

最後に、成島監督は「作った僕が言うのも何ですが、中身何もない映画ですので、頭を空っぽにして観て頂きたい」とまで語り、大泉さんは「『中身何もない』はないでしょ!せっかく成島監督の作品に出て、中身何もないのですか」と笑いながら呆れていく。これを受け、小池さんは「とてもチャーミングな映画なので、肩に力入れるより、それぐらいの気持ちで観て頂いた方がいいかもしれませんね。どのシーンも美しく、美術も衣装もとてもこだわって作られていますからね」とフォローしていく。大泉さんは「”大泉洋&小池栄子主演映画、中身は空っぽ!?”なんて見出しになっちゃう!?始まったら、流れに乗ってどんどん展開していきます。そして、温かな気持ちになれる楽しくて素敵な映画です」と伝え、舞台挨拶は締め括られた。

 

映画『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』は、2月14日(金)より全国の劇場で公開。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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