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気候変動を止める!活動家に密着したドキュメンタリー『気候戦士~クライメート・ウォーリアーズ~』がいよいよ関西の劇場でも公開!

2020年1月9日

(C)fechnerMEDIA

 

気候変動や環境汚染などの問題を解決すべく活動する、気候活動家の活躍を追ったドキュメンタリー『気候戦士~クライメート・ウォーリアーズ~』が、1月10日(金)より関西の劇場でも公開される。

 

映画『気候戦士~クライメート・ウォーリアーズ~』は、温暖化などの地球の環境汚染が叫ばれる中、気候変動を止めるための活動を展開する気候活動家たちのさまざま挑戦に密着したドキュメンタリー。若き気候活動のリーダーとして若者たちと気候変動に消極的な米国政府を提訴する17歳のヒップホップアーティスト、孫の世代のために藁を活用した発電を実用化した発明家など、幅広い世代の気候活動家たちを紹介。100%再生可能エネルギー実現を目指す彼らの姿を追いながら、人類が直面している問題に迫っていく。

 

本作の監督は『第4の革命 エネルギー・デモクラシー』のカール=A・フェヒナーが務め、アーノルド・シュワルツェネッガーやバーニー・サンダースなどの著名人をはじめ、実業家や農家等、様々な背景を持った気候活動家たちが次々に登場していく。

 

(C)fechnerMEDIA

 

映画『気候戦士~クライメート・ウォーリアーズ~』は、1月10日(金)より大阪・梅田のシネ・リーブル梅田、1月17日(金)より京都・九条の京都みなみ会館で公開。また2月以降には、神戸・元町の元町映画館でも公開。

2019年に環境活動家であるグレタ・トゥーンベリが瞬く間に時の人となり「環境変動」に対する未成年による訴えを世界中に知らしめ、関心の少ないとされていた層に今一度、未来を考えてもらう絶好の機会が訪れている。日本でも彼女の名前が知られるようになった今、本作が公開された。

石炭、再生エネルギー、石油、クリーンエネルギー、バイオガスについて段階的に語っていき、どのように環境に関わっているか分かりやすく説明していく。私達がいかに化学燃料に頼ってしまっているか痛感させられる。

元カリフォルニア州知事であるアーノルド・シュワルツネッガーの登場は作品にとても良い印象を与え、対象的な姿勢であるドナルド・トランプ米国大統領の演説に爆破の映像が重なる等、皮肉が効いている。コミカルな表現を取り入れることでより大衆的に、テーマ全体のバランスを大切にしていると感じた。

「僕達の行動の一つ一つが地球に影響を及ぼしていることを理解しなければいけない」「仲間内でただ『酷いわ』って言ってるだけじゃないの」等、クライメートウォーリアー達の意見が「環境問題」が遠い世界の話でも絵空事でもなく目の前の問題であることとして観る人に訴えている。地球規模として全体的に環境問題を考えるのではなく、もっと身近に、私たち個人個人がウォーリアー達と共に考えていくべきだ。

また、データセンターでのCO2排出量と航空排出量を比較する場面には意表を突かれた。本作を観た後、真っ先に元アメリカ合衆国副大統領アル・ゴアによる「不都合な真実」を思い出した。本作品と共に観るとさらに環境問題に対する知識が深まるはずだ。

from君山

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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