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君の隣で、世界は変わる。『殺さない彼と死なない彼女』がいよいよ劇場公開!

2019年11月14日

(C)2019映画『殺さない彼と死なない彼女』製作委員会

 

“殺す“が口癖の少年と“死にたい“が口癖の少女の風変わりな交流を描き出す『殺さない彼と死なない彼女』が、11月15日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『殺さない彼と死なない彼女』は、SNS漫画家・世紀末によるTwitter発の人気コミックを実写映画化。何にも興味が持てず退屈な日々を送る男子高校生・小坂れいは、教室で殺されたハチの死骸を埋めているクラスメイト・鹿野ななに遭遇する。ネガティブでリストカット常習犯だが虫の命は大切に扱う彼女に興味を抱く小坂。それまで周囲から変人扱いされていた鹿野だったが、小坂と本音で話すうちに、2人で一緒に過ごすことが当たり前になっていく。

 

本作は、『帝一の國』の間宮祥太朗さんと『ママレード・ボーイ』の桜井日奈子さんによるダブル主演。恒松祐里さん、堀田真由さん、箭内夢菜さん、ゆうたろうさんら注目の若手が多数共演する。『逆光の頃』の小林啓一さんが監督・脚本を手がけた。

 

(C)2019映画『殺さない彼と死なない彼女』製作委員会

 

映画『殺さない彼と死なない彼女』が、11月15日(金)より、大阪・梅田の梅田ブルク7、難波のなんばパークスシネマ、京都のT・ジョイ京都、神戸のOSシネマズ神戸ハーバーランドをはじめ、全国の劇場で公開。

メインビジュアルからは想像もつかないような青春群像劇が展開!メイン2人のストーリーも勿論良いけど、他の二組が紡ぐ物語が印象に残る。今を生きる若者達の内に秘めた想いや気持ちを代弁してくれるセリフの数々に圧倒された!!胸がきゅっと苦しくなってしまうほろ苦いセリフから、恥ずかしさで沸騰してしまいそうなセリフまで、とにかく盛り沢山である。

 

本作を鑑賞してから原作を少し読んだのだが、台詞の引用がうまい。原作と映画版とを比較すると、同じ言葉でも少し印象やニュアンスが違って表現されているものもあり、原作が好きなファンでもまた違った楽しみ方ができるはずだ。物語も群像劇と前述しているものの、ちょっとしたところに些細な繋がりがあり、伏線の散りばめ方も他の映画より洒落ていて、作品自体に施された仕掛けが面白い。照明も自然光がメインで本作の持つ淡い雰囲気と上手く融合しているため、本編中の青春の1コマ1コマがパステルカラーで彩られたような美しさを見せる。

 

ストーリーの内容については、内容を知らない程楽しめる構成になっているので何も書くことはないが、数々の悩みの果てに桜井日奈子さん演じる鹿野が最後に放った一言が今でも忘れられない。友情でも愛情でも、誰かを想う気持ちの尊さを気づかせてくれる優しい映画の誕生に是非立ち会ってほしい。

fromねむひら

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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