伝説のサーファーが少年たちを大人にする『ブレス あの波の向こうへ』がいよいよ関西の劇場でも公開！
（C）2017 Screen Australia, Screenwest and Breath Productions Pty Ltd
あるサーファーとの出会いによってサーフィンにのめりこむようになる少年たちの青春を描く『ブレス あの波の向こうへ』が８月２日（金）より関西の劇場でも公開される。
映画『ブレス あの波の向こうへ』は、サーフィンを通して成長していく少年たちの姿が描かれる。オーストラリア西南部にある小さな町に暮らす内向的な性格のパイクレットは、怖いもの知らずな友人ルーニーの影響を受けながら、彼の後を追うように毎日を過ごしていた。そんな彼らはサンドーという男と出会い、サーフィンを教えてもらうようになる。パイクレットとルーニーは、不思議な魅力を放つサンドー、そして謎めいた存在感を持つ彼の妻イーヴァからさまざまな刺激を受けていく。いつしかサンドーは命にもかかわるような危険な波に２人を挑ませようとするが……。
本作は、ドラマ「メンタリスト」で知られる俳優サイモン・ベイカーの初監督作品。オーストラリアを代表する作家ティム・ウィントンによる自伝的小説「ブレス 呼吸」が原作。監督のベイカーは主人公サンドー役を演じるほか、製作、脚本も担当。妻イーヴァ役を「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス」のエリザベス・デビッキが演じる。
（C）2017 Screen Australia, Screenwest and Breath Productions Pty Ltd
映画『ブレス あの波の向こうへ』は、８月２日（金）より、大阪・梅田のシネ・リーブル梅田で公開。また、京都・九条の京都みなみ会館でも順次公開予定。
少年時代、こんな大人と出会いたかったな…
田舎にある実家に住んでいた頃は、家と学校の往復だけで、未知の体験に遭遇するような出来事がなかったな、と本作を鑑賞しながら振り返ってしまった。こんな青春の一時を過ごしたかったぜ！
本作は、サーフ文学の金字塔とも云われる小説「ブレス 呼吸」の映画化であるが、サーフィンだけの物語ではない。巨大な波に挑戦していくサーフィンの醍醐味を映像を通して味わうだけでなく、少年から大人へと成長していく階段の一歩一歩を丁寧に描いている。様々な誘惑に身を委ねて、人生の糧にするか、或いは棒に振ってしまうか。誰しも経験する出来事を儚くも輝かしく描いた夏の一作となった。
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- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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