月面に潜んでいたナチスとの戦いから30年後の世界を舞台にしたSFアクション!『アイアン・スカイ/第三帝国の逆襲』がいよいよ劇場公開!
(C)2019 Iron Sky Universe, 27 Fiims Production, Potemkino. All rights reserved.
地球の荒廃で月面ナチスが建設した秘密基地に移住した人類に、ナチス・ヒトラーと結託した秘密結社が再び襲い掛かる『アイアン・スカイ/第三帝国の逆襲』が7月12日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『アイアン・スカイ/第三帝国の逆襲』は、月の裏側に潜伏していたナチスが、UFOの大群を率いて地球を侵略するという大胆な設定で注目され、有志から資金を募って製作されたことでも話題を集めたSF映画『アイアン・スカイ』の7年ぶりとなる続編。月面ナチスの侵略を退けた人類だったが、その後、自ら引き起こした核戦争によって地球は荒廃。それから30年後、人々はナチスが建設した月面基地で生き延びていたが、月面基地のエネルギーが枯渇し、人類は絶滅の危機にあった。そんな状況に胸を痛めていた月面基地の機関士オビは、地球の深部には未開の世界「ロスト・ワールド」が広がっており、そこに新たなエネルギー資源があることを知り、仲間とともに「ロスト・ワールド」へと旅立つが…
本作では、前作を生み出したフィンランドのティモ・ボレンソラ監督が、今作でもクラウドファンディングでファンから資金を調達し、製作した。ララ・ロッシが月面基地の機関士・オビ、ユリア・ディーツェが元月面ナチス青年団伍長レナーテ・リヒターを演じ、ウド・キアが元月面ナチスの総統ウォルフガング・コーツフライシュと第三帝国の総統アドルフ・ヒトラーの2役に挑戦。ウラジミル・ブラコフ、キット・デイル、トム・グリーンも共演に名を連ねている。
(C)2019 Iron Sky Universe, 27 Fiims Production, Potemkino. All rights reserved.
映画『アイアン・スカイ/第三帝国の逆襲』は、7月12日(金)より、全国の劇場で公開。
前作は、月の裏側に潜んでいたナチスが、UFOの大群を率いて地球を侵略するSFアクションだった。まさに中二病のような設定ではあるが、大人が本気を出して遊んでしまうと、作品に対して熱心なファンがついてしまう。遂には、クラウドファンディングによって続編まで作られてしまった。
現実世界の人物をここまで登場させていいのか、と呆れに近い驚きを隠さずにはいられない。前作以上に奇想天外さとブラックユーモアが増しており、好きなだけやってくれ、としか言いようがなかった。難しいことは一切考えないで大丈夫。だからこそ楽しませてくれる作品を偶に観てもいいじゃないか。そんな人達が寄ってたかれば、また続編を本気で作ってくれるかもしれない。馬鹿馬鹿しいことに真剣に取り組む人間がいるからこそ映画製作はやめられない、ということだ!
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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