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異文化の人々との交流によって新しい世界を開き成長していく『旅のおわり世界のはじまり』がいよいよ劇場公開!

2019年6月13日

(C)2019「旅のおわり世界のはじまり」製作委員会/UZBEKKINO

 

仕事でウズベキスタンを訪れた日本人女性リポーターが、異文化交流を経て大きく成長していく姿を描く『旅のおわり世界のはじまり』が、6月14日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『旅のおわり世界のはじまり』は、取材のためにウズベキスタンを訪れたテレビ番組のレポーターが、番組クルーとともにシルクロードを旅する中で成長していく姿を、現地でのオールロケで描いた。いつか舞台で歌を歌うことという夢を胸に秘めたテレビ番組レポーターの葉子は、巨大な湖に潜む幻の怪魚を探すという番組制作のため、かつてシルクロードの中心として栄えた地を訪れる。早速、番組収録を始めた葉子たちだったが、思うようにいかない異国の地でのロケに、番組クルーたちもいらだちを募らせていく。そんなある日、撮影が終わり、ひとり町に出た葉子は、かすかな歌声に導かれ、美しい装飾の施された劇場に迷い込むが…

 

本作は、カンヌ国際映画祭で受賞を果たした『岸辺の旅』など国内外で高い評価を受ける黒沢清監督が、『散歩する侵略者』『Seventh Code』でもタッグを組んだ前田敦子さんを主演に迎え、シルクロードを舞台に、日本とウズベキスタンの合作で製作したロードムービー。葉子と行動をともにする番組クルーたちに、加瀬亮さん、染谷将太さん、柄本時生さんと実力派が集結した。

(C)2019「旅のおわり世界のはじまり」製作委員会/UZBEKKINO

 

映画『旅のおわり世界のはじまり』は、6月14日(金)より全国の劇場で公開。

想像以上に前田敦子さんが体を張っていて驚かされる。彼女はこんなに全力で体当たりするような芝居をする役者になっていたとは…あまりに生々しく、どこまでが演技なのか見分けがつかない。彼女の死にそうで絶対死にそうにない姿に心惹かれた。

 

意思疎通ができないと、思ってた以上に不安だ。慣れない土地で心がすり減って行く様子がひしひしと伝わってくる。道ゆく先で常に感じる視線は、なんだか責められているみたいでイライラしていた。相手のご好意もなんだか怖くて受け入れられない。結局食べたプロフはきっと美味しかったのだろう。

 

目の前のことに手を抜いているわけではない。なのにどうしても拭いきれない「何やってんだ私」感。そんな彼女の漠然とした不安が滅茶苦茶に共感できてしまった。迷子だった彼女のカタルシスな瞬間を是非見届けてほしい!

fromナカオカ

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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