NYのガールズスケーター描く『スケート・キッチン』がいよいよ劇場公開!
(C)2017 Skate Girl Film LLC.
NYのスケートシーンを背景に、スケートボードを愛するガールズスケーターたちの友情と成長物語を描く『スケート・キッチン』が、5月10日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『スケート・キッチン』は、米ニューヨークのガールズスケーターたちの友情と絆を描いた青春映画。ニューヨークの郊外に暮らす17歳の内気な少女・カミーユは、ケガが原因で母親から大好きなスケートボードをやめるように言われてしまう。ある日「スケート・キッチン」と呼ばれる女の子たちだけのスケートクルーと出会ったカミーユはクルーのメンバーとなるが、そのことで母親との関係が悪化してしまう。カミーユがこれまで以上にスケートにハマっていく中、彼女は謎の男子スケートボーダーと出会い、そして彼に恋をするのだが…実在する女性スケートチーム「スケート・キッチン」のメンバーのほか、「ベスト・キッド」「アフター・アース」のジェイデン・スミスが出演。
本作は、クリスタル・モーゼル監督がファッションブランド「ミュウミュウ」によるプロジェクト「MIU MIU WOMEN’S TALES(女性たちの物語)」で製作した短編『That One Day』を長編映画化した作品。実在する女性スケートチーム「スケート・キッチン」のメンバーのほか、『ベスト・キッド』『アフター・アース』のジェイデン・スミスが出演。
(C)2017 Skate Girl Film LLC.
映画『スケート・キッチン』は、5月10日(金)より、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマ、神戸・三宮の神戸国際松竹(5月24日(金)~)をはじめ、全国の劇場で公開。
実在のガールズスケートクルーを自ら演じ、既存のガールズムービー以上にカッコいいガールズムービーが出来上がっており、観客側も最高な気分になれる!
女性はキッチンにいるべきだ、という固定観念を打破すべく結成された「スケート・キッチン」。自分たちの居場所であるスケートパークを“キッチン”と呼んでおり、皮肉を込めながら、プロとしての本領をチーム名から発揮して好感が持てる。女の子特有の苦労を恥ずかしさを見せずありのままを見せており、男としては頭があがらない。まさに、これが「あたしたちのリアルよ!」と見せつけられた。
とはいえ、女性が沢山集まれば起こりうることもしっかりと描いており、スケートボーダーと言えど、女性として生きていくことも葛藤も隠していない。だからこそ、彼女達がニューヨークで生きていく姿には好感が持て、カッコいいと言わざるを得ない。されど、あたしたちは生きていく!とマジマジと見せつけられた。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
- 最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!