第91回アカデミー賞長編アニメーション賞受賞!スパイダーマンは1人じゃない!?『スパイダーマン：スパイダーバース』がいよいよ劇場公開！
まだ中学生で未熟なスパイダーマンである少年が、ベテランのスパイダーマンであるピーター・パーカーの指導の下で成長していく姿を描く『スパイダーマン：スパイダーバース』が、３月８日（金）より全国の劇場で公開される。
映画『スパイダーマン：スパイダーバース』は、時空が歪められたことにより、異なる次元で活躍するスパイダーマンたちが集められた世界を舞台に、主人公の少年マイルスがスパイダーマンとして成長していく姿を描いた長編アニメーション映画。ニューヨーク・ブルックリンの名門私立校に通う中学生のマイルス・モラレス。実は彼はスパイダーマンでもあるのだが、まだその力をうまくコントロールできずにいた。そんな中、何者かによって時空が歪めらる事態が発生。それにより、全く異なる次元で活躍するさまざまなスパイダーマンたちがマイルスの世界に集まる。そこで長年スパイダーマンとして活躍するピーター・パーカーと出会ったマイルスは、ピーターの指導の下で一人前のスパイダーマンになるための特訓を開始する。
本作では、『LEGO（R） ムービー』のフィル・ロード＆クリス・ミラーが脚本と製作総指揮を担当。ボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマンの３人が監督を務めた。Netflixオリジナルドラマ『ゲットダウン』のシャメイク・ムーア、『ムーンライト』のマハーシャラ・アリのほか、ブライアン・タイリー・ヘンリー、リーヴ・シュレイバーらがキャストに名を連ねている。第９１回アカデミー賞で長編アニメーション賞を受賞した。
映画『スパイダーマン：スパイダーバース』は、３月８日（金）より、全国の劇場で公開。
スパイダーマンだけの世界で、MCUのごとく、キャラクターのユニバースを構成させる。そんな大胆な発想を思い浮かんだ方に拍手を送りたい。
異次元からやってきたスパイダーマンは多種多様。元々のコミックに存在していたキャラクターを現代のアニメーションによって再構成した度胸には恐れ入る。キャラクターによっては、これまでの日本が培ったキャラクター文化を大いに取り込んだデザインが施してあり、驚きの連続だ。個人的には、１９３０年代の典型的な刑事をモデルにした作られた「スパイダーマン・ノワール」がお気に入り。往年のフィルム・ノワールを意識したデザインは、若者以外もターゲットにしたかのようで、信頼を寄せたい。
私は、一足早く日本語字幕版を試写させて頂いた。その空間の中でも音楽の拘りは感じ取れる。多種多様な音楽を録音しミックスし、アナログ・レコード盤に出力させ、DMC世界スクラッチ・チャンピオンになったDJにスクラッチさせた…！どれほど手間をかけた音響演出なんだ！物語を楽しむと共に音楽にも注目しながら、スパイダーマンの世界をぜひとも堪能してみよう！
Related Posts
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
- 最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします！
