ほのぼのとした日常と過激なサバイバルホラーをミックスした独特の世界観!『がっこうぐらし!』がいよいよ全国の劇場で公開!
(C)2019 映画『がっこうぐらし!』製作委員会
ゾンビのようなものが出現した世界で、学校に立てこもって寝泊まりする女子高生たちを描いた学園サバイバル『がっこうぐらし!』が、1月25日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『がっこうぐらし!』は、2015年にテレビアニメ化もされて話題となった、海法紀光と千葉サドルによる異色学園ホラーマンガを実写映画化。私立巡ヶ丘学院高等学校・学園生活部。シャベルを愛する胡桃、ムードメーカーの由紀、リーダー的存在の悠里、この部活に所属している彼女たちは学校で寝泊まりし、24時間共同生活を送る「がっこうぐらし」を満喫していた。屋上の菜園で野菜をつくり、みんなと一緒にご飯を食べて、おしゃべりをする。そんな楽しい彼女たちの学園生活が、校舎にはびこる「かれら」の存在によって一変する。大量の「かれら」の襲撃に、彼女たちだけで立ち向かうこととなるが……。
本作は、秋元康プロデュースによるオーディション番組から誕生したアイドル「ラストアイドルファミリー」の阿部菜々実、長月翠、間島和奏、清原梨央の4人がメインキャストを演じ、『リアル鬼ごっこ』の柴田一成監督がメガホンをとった。
映画『がっこうぐらし!』は、1月25日(金)より、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田など全国の劇場で公開。
事前に情報は出ているが、舐めてかかると怪我をする一作。和やかな学園ドラマの佇まいを放っておきながら、空気が一変するシーンは秀逸。もし、現実にこんな出来事に遭遇したら、貴方は生き残れるか。あちら側とこちら側の世界、どちらに存在しているか投げつけてくる。日本初のゾンビ映画としては、ギャグ要素だけに終わらない気合の入った作品となった。
鑑賞しながら、どこかで違和感を抱くことがあるだろう。その真相はすぐに解き明かされる場合もあるが、逆も然り。その違和感を最後まで抱きながら観ていくと、おもしろい作品だと分かる。単なる新進気鋭のアイドルが出演しているだけの映画だと思っていたら、痛い目にあう。人間とゾンビ、どちらが怖いか、ホラー映画の大事な要素を抑えた見逃せない一作となった。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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