英国女王とインド人使者の交流描く『ヴィクトリア女王 最期の秘密』がいよいよ劇場公開！
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最愛の夫や従僕を亡くして以来、長らく心を閉ざして生きてきたヴィクトリア女王と、名もなきインド人使者の交流とそれに伴う騒動を描く『ヴィクトリア女王 最期の秘密』が、１月２５日（金）より全国の劇場で公開される。
映画『ヴィクトリア女王 最期の秘密』は、英国女王とインド人使者の交流を描いたドラマ。１８８７年、ビクトリア女王の在位５０周年記念式典。記念硬貨の贈呈役に選ばれたアブドゥルは、英領インドからイギリスへとやってくる。最愛の夫と従僕を亡くした孤独から心を閉ざした女王ビクトリアは、王室のしきたりなどにも臆することなく、まっすぐな笑顔を向けるアブドゥルに心を開き、２人の間には身分や年齢なども超越した深い絆が芽生えていく。そんな女王とアブドゥルをこころよく思わない周囲の人びとが２人を引き離そうと動き出し、やがて英国王室を揺るがす大騒動へと発展してしまう…
本作では、『あなたを抱きしめる日まで』のジュディ・デンチとスティーブン・フリアーズ監督が再びタッグを組む。ジュディ・デンチが１９９７年の『Queen Victoria 至上の恋』に続き、２度目のビクトリア女王役を演じ、『きっと、うまくいく』のアリ・ファザルがアブドゥル役を演じる。
映画『ヴィクトリア女王 最期の秘密』は、１月２５日（金）より、大阪・梅田のテアトル梅田、難波のなんばパークスシネマ、京都・三条のＭＯＶＩＸ京都、神戸・三宮のシネ・リーブル神戸など全国の劇場で公開。
１８歳の若さで女王に即位し、６３年という長い間君臨したヴィクトリア女王、それはさぞかし大変な人生だったであろう。自らの立場を守り成り上がろうとする王室職員らがいる中で、如何にして自らの意志に反しない日々の営みが出来ただろうか。
本作ではユニークな人物としてヴィクトリア女王が描かれている。実際は、以前からインドの文化に憧れを抱いており、即位５０年を機にインド人の給仕を雇うことを希望し、呼び寄せていた。偶然にも、人生の先生とも呼べるようなアブドゥルと出会い、身分や年齢を超えた人間同士の交流が行われていく。１９世紀から、多様性を受け容れた偉大なる人物がいたことに驚くとともに、なぜだか感謝したくなる。
ヴィクトリア女王とアブドゥルとの交流があった事実はつい最近になって判明した。イギリス史の中にある一つの出来事にしておくだけでなく、現代にも通じる大切なメッセージを届けてくれる人間ドラマである。
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