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皆が本気で挑み特別な作品になった!『ニワトリ★スター』3月24日より関西の劇場で公開!

2018年3月13日

(C)映画『』製作委員会

 

電子書籍の小説を原作者自ら映画化した、かなた狼監督による映画『ニワトリ★スター』が3月24日より関西の劇場で公開。2月11日(日)には、PRイベントや完成披露試写会を開催。今回、出演の井浦新さん、成田凌さん、紗羅マリーさんに本作にかける思いを伺った。

 

映画『ニワトリ★スター』は、奇妙なアパートで自堕落な共同生活を送る2人の男と彼らを取り巻く人びとを描いたバイオレンスファンタジー。東京の片隅にあるギザギザアパートで場末の生活を送る草太と同居人の楽人は、深夜のバーでアルバイトをしているが、秘密裏に大麻の密売も行い、生活していた。そんな2人の周囲を、街の不良たちを陰で操るヤクザ、DVの恐怖にさらされながらも愛だけを支えに生きる未婚の母と子など、個性的な人びとが取り巻き、目標もなく中途半端な人生を送ってきた2人は、まったく予測ができない不測の事態へと巻き込まれていく…

 

2月11日(日)には、本作の印象的な要素である室内用プラネタリウムをモチーフにした「ニワトリ小屋の★降るプラネタ試写室」を大阪・心斎橋の心斎橋BIGSTEPの階段広場に設置。情報をいち早く知った作品のファンが集まった。一番目のお客さんが試写室に入ろうとすると、なかにはニワトリの被り物をした2人が…被り物を取った2人が井浦新さんと成田凌さんだと分かると、場は騒然。悲鳴に近い歓声が挙がった。井浦さんと成田さんは「『ニワトリ★スター』、観に来てやぁ!」と関西弁を交えながら、作品をPRした。

 

井浦さんは、キャラクターもタイトルも生まれる前から、監督が長い時間をかけ作品に向かっている姿を見てきた。雨屋草太という役を演じるにあたり「監督が悩んだり楽しんだりしながら創ってきた『ニワトリ★スター』の世界を任したぞ」とバトンを渡され「10年前から一緒に映画を作ろうと約束していた。他の作品とは比べられず、自分の中でも特殊な位置にある。俳優として参加したが、芝居を飛び越えた演技を皆とやった」と感じ、大切な映画となった。成田さんは「皆の想いが込められ、全員が本気で挑んだ作品。僕は役者を始めて間もないが、これからもずっと大切にしていく。他の作品とは別のところにある」と捉え、作品や関わっている人達に出会えたことに感謝している。沙羅さんは演技経験が初めてだったが、監督が期待する以上の演技をやらなければ意味がないと思い「ひたすらガムシャラに何が正解か分からない状態でやってきた」と告白するが「おかげで新たな自分を知った。映画にはハードでバイオレンスな映像が入っているが、変わらない愛の形が強い作品」だと解釈できた。

(C)映画『ニワトリ★スター』製作委員会

 

かなた監督と井浦さんは古くからの知り合い。今は亡き共通の友人に引き合わせてもらい、井浦さんは監督が作ったそれまでの楽曲や映像を拝見し、凄いクリエイターがいると感じると共に、ケジメをつけないといけない人だと感じた。映画の構想を練っていた監督から協力を依頼され「どんな役でもやります。待っていますから」と約束する。馴れ合いの関係にせず、現場で監督と勝負したく「手探り状態で不安だったと思うが、アドバイスを求められても無視した。 撮影が近づくにつれ、感じたことのない感覚になっていた」と思い返す。出来上がった台本を読み、成田さんは楽人役をどうしてもやりたかった。素晴らしい台本だと感じ「楽人は、全ての感情を出し自分を曝け出す。俳優なら絶対に演じたい役であり、他の人にやられたくない。監督に『僕しかいない』と言いました」と明かす。2人と共演した沙羅さんは「誰もが芝居ではなく、日常となった。皆の人生に入り込み、私の人生の一部となった」と受けとめ、人生が大きく変わった作品だった。

 

撮影現場で、成田さんは長い台詞に挑戦し、憶えることが大変だったが、映像としては使われておらず、悔やんでいる。井浦さんは、かなた監督との対峙が大変だったが「猛獣のような人が中心にいるなら、大変が当たり前。気づけば大変だと思わなくなった」と冷静に対応する。かなた監督は「スタート」や「OK」「カット」の掛け声が独特で「『用意、いこうか!』等その時のテンションで告げ、『カット!』の時はよく分からない。『撮った!OK!』だったり、言葉になっていなかったり。掛け声を集めた映像が欲しい」と楽しんだ。沙羅さんは「監督は私のケアをしようとしてくれた。暴力を振るわれるシーン等、心が壊れた演技をする必要があり、その後の私を心配してくれて声掛けが優しかった」と感謝している。総じて、井浦さんは「現場に入ってしまえば、苦労は感じない。撮影に向けて心の準備が苦しい」とまとめた。

(C)映画『ニワトリ★スター』製作委員会

 

完成した作品に対し、成田さんは「想像できない部分が多くある。アニメーション等、他の人達の作成工程を見ておらず、始めて観た時は、感想を迷うぐらい」と本公開前では客観的に観られず。井浦さんは「想像を軽く飛び越えた作品。現場では自分たちの限界を出し、映っていると信じてやっていた。監督が時間をかけて編集し、秒単位で削り仕上がった作品は、こんな映画だったんだ」と思わされ、客観的な感想が言えない。沙羅さんは「台本を何度も読んでいたが、隠されていた部分は読まないようにし、出来上がりを楽しみにしていた」と話す。

 

映画『ニワトリ★スター』は、3月24日(土)から、大阪・梅田のシネ・リーブル梅田、心斎橋のシネマート心斎橋で公開予定。京都・出町柳の出町座、神戸・元町の元町映画館でも順次公開予定。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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