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フィルムの魅力伝える!「フィルム世界旅行 ~フィルムが紡ぐ軌跡~PART4」!京都みなみ会館で2週間上映!

2018年2月23日

2月24日(土)より、京都・東寺の京都みなみ会館で映画館やフィルムの魅力を伝える「フィルム世界旅行 ~フィルムが紡ぐ軌跡~PART4」を開催。今回は、「映画作り」をテーマに、フェデリコ・フェリーニ監督の『8 1/2』、オタール・イオセリアーニ監督の『汽車はふたたび故郷へ』、深作欣二監督の『蒲田行進曲』の3作品をフィルム上映する。

 

フィルム世界旅行」は、現在のデジタル化の流れの中で、映画とフィルムの関係が大きく変わりつつある今、フィルムで観ることによってこそ輝く作品を上映していく企画。映画の製作・上映の場でフィルムが利用される機会は大幅に減少した。しかし、長年に渡り映画を親しんできた人々にとって映画に纏わる記憶の中で映画館が重要な位置を占めていることは今も変わらない。フィルム特有の色や音の質感は、新しい世代の人々にとっても新鮮な感触を伴って伝わるものであり、本企画を通して多くの人々に映画館やフィルムの魅力を伝えていく。これまでにイタリアのフェデリコ・フェリーニ監督による『道』とハンガリーのラースロー・ラノーディ監督による『だれのものでもないチェレ』ソ連のアンドレイ・タルコフスキー監督による『ノスタルジア』と同じくソ連のオタール・イオセリアーニの『田園詩』台湾の侯孝賢監督による『悲情城市』と中国の賈樟柯監督による『プラットホーム』の上映が行われた。

 

(C)MEDIASET S.p.A

フェデリコ・フェリーニ監督の『8 1/2』は、あらゆるジャンルのクリエイターに多大なる影響を与え続けるフェデリコ・フェリーニ監督の自伝的作品。イタリアの映画監督グイドは、新作映画の構想がまとまらず、温泉地へ療養に出かける。 しかし、そこへ訪問してくる人々の存在が、彼のストレスをより一層深めていく。 やがて、幻覚を見始めた彼の人生の行き着く先は… 夢と現実が交錯した世界が幻想的な映像美で描かれる。

 

(C)2010 Pierre Grise Productions

オタール・イオセリアーニ監督の『汽車はふたたび故郷へ』は、『皆さま、ごきげんよう』のオタール・イオセリアーニ監督が実人生を主人公に投影した作品。かつてソ連の一共和国だった頃のグルジア。牧歌的な少年時代を経て映画監督になった主人公ニコは、 検閲や思想統制によって思うように映画作りが出来ないことに耐えかねて、 自由を求めてフランスへと向かう。ところがフランスでも、映画に商業性を求めるプロデューサーとの闘いがあったりと、 映画作りは困難の連続・・・はたしてニコは自分自身が本当に望んでいるものを作ることが出来るのか? 故郷を離れざるをえなかった数多くのアーティスト達にオマージュが捧げられている。

 

(C)1982 松竹株式会社

深作欣二監督の『蒲田行進曲』は、つかこうへいの直木賞受賞原作を映画化。 時代劇のメッカ、京都の撮影所では新作『新撰組』の撮影がたけなわ。 主役の銀ちゃんは最大の見せ場となる“階段落ち”のシーンが中止になるという噂にイライラ。 そんなある日、大部屋役者のひとりヤスのもとへ、銀ちゃんが売れなくなった女優の小夏を連れてやってきた。 銀ちゃんの子どもを身籠っている小夏。「コイツと一緒になってくれ! 」。 銀ちゃんの無理難題をしぶしぶ引き受けてしまうヤスだったが… 撮影所を舞台に男女3人の可笑しくも愛おしい関係性を描いた人情喜劇。

 

フィルム世界旅行 ~フィルムが紡ぐ軌跡~PART4」は、京都・東寺の京都みなみ会館で2月24日(土)から3月9日(金)まで開催(2月25日(日)は休映)。『8 1/2』は2月24日(土)・2月28日(水)・3月5日(月)・3月7日(水)・3月9日(金)、『汽車はふたたび故郷へ』は2月27日(火)・3月2日(金)・3月4日(日)・3月8日(木)、『蒲田行進曲』は2月26日(月)・3月1日(木)・3月3日(土)・3月6日(火)に上映。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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