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Kisssh-Kissssssh映画祭2017コンペティション長編部門グランプリ受賞『ミスムーンライト』!山崎佑奈さんに聞く!

2017年11月6日

2017年9月16日~17日に開催された「Kisssh-Kissssssh映画祭2017」において、自主制作映画コンペティション部門の長編映画部門グランプリに輝いた松本卓也監督による映画『ミスムーンライト』が、関西の映画館でも11月11日(土)より上映を開始する。今回、出演者の中から関西を中心に活動している山崎佑奈さんにインタビューを行った。

 

映画『ミスムーンライト』は、新潟県新発田市を舞台に、地元の観光PRビデオ制作に奔走する人々の姿を、全5章からなる登場人物が撮影したPOV映像で描いた青春群像劇。女子高生のマキは映像部の仲間たちと観光PRビデオを撮影したが、平凡すぎる仕上がりに不満を抱えていた。そんな中、新たな企画を思いついた彼女は部員や顧問らを説得し、春休みの合宿で再撮影に臨むことに。アイドル活動を行なうマキの従妹ミサコや、元映像ディレクターの博和ら助っ人も加わり、撮影を開始するが……

山崎佑奈さんは、これまでタレント活動を中心にしており、今作が初めての映画出演。配信サービス『マシェバラ』でのオーディションにおいて、視聴者による投票で3位となり出演が決定。映像部の新入部員ナツ役として出演した。

 

本作は、実際に”一肌脱いだ”映像を撮るシーンが多くある。山崎さんは、初めての映画出演で緊張している中で「どういう映像が出来上がるか。脱いでおもしろいかもしれないが、物語としてどうなるか」と不安があった。雪が降る程の厳しい寒さの中で水着になった時は、出演者の皆が凍えながらも「カメラが回り出すと頑張った。だからこそ、良い風景が撮れた」と満足。1週間で撮影した際には「天気も大変だったなかでの大人数による撮影。宿では朝起きられない子もいたが、皆が助け合うしかない。女子だけでも揉めることもなく仲良くやれた」と振り返る。

 

山崎さんは、自身が演じたナツ役について「皆が思っていることを悪気なく我慢せずに言う役。最初は皆がエッとなるが正解なので、議論がまとまる。こういう人がいたらいいなと思える」と共感。自分の性格と照らし合わせてみると「違っているが、実際にいたらおもしろい。ぶっ飛んでいるように見えて正論を言い放つ。こっそりいるけどオイシイ存在」だと感じている。

 

松本監督について「役柄を最初から決めつけずに行うのが良かった。一緒に話し、その場で良いと思ったことを決めるので、皆が自然な演技で役になりきれた」と山崎さんは演出の手法に注目する。今作では、松本監督は寡黙な役として出演しているが「普段はよく喋っており、おもしろくて飽きない。作品への意外な考え方があることを知った」と感心。初めての出演作品で監督と出会えて良かったと思っており「監督からオファーがあれば今後も出たい。監督の作品なら、ひと味違うぶっ飛んだ役や、ぶっ飛んだ人と絡む役を」と願っている。

 

本作を鑑賞した山崎さんは「それぞれの物語が重なり合い一つの作品になっており、観ていて飽きない。最初はどんな映画なのかわからないとファンに言われるが、逆に良い。感動もしたし、様々な要素が詰まった作品もあまりない」と評価。だからこそ「3回は観てほしい。作品全体、映像部からの視点、別のカメラからの視点と多様な観点がある」と推薦する。

 

映画『ミスムーンライト』は、11月11日(土)より、イオンシネマ和歌山で上映。また、11月12日(日)には、第11回田辺・弁慶映画祭にて、Kisssh-Kissssssh映画祭との連携上映として『ミスムーンライト』も上映される。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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