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夜間保育園の現場を描いたドキュメンタリー『夜間もやってる保育園』!第七藝術劇場で公開!

2017年10月20日

(C)夜間もやってる製作委員会

 

知られざる夜間保育の現場から私たちの社会を照らすドキュメンタリー『夜間もやってる保育園』が大阪・十三の第七藝術劇場で10月21日(土)より公開される。

 

夜間保育所は、夜遅くまで子どもを預けられる認可施設。夜間に保護者の就労等により家庭において保育を受けられないお子さんを保護者に代わって保育する。通常の保育時間は11時から22時であり、通常保育時間の前に(または後)には、通常の保育時間を超えて保育が必要なお子さんを対象に、別途料金を徴収の上で、延長保育を実施している。

 

映画『夜間もやってる保育園』は、夜間保育園の知られざる現実を描いたドキュメンタリー。待機児童が大きな社会問題となる中、多様な働き方や家庭の事情に対応するべく、現在全国に約80カ所の認可夜間保育園が存在している。本作では、完全オーガニックの給食による食育や療育プログラム、卒園後の学童保育など独自の試みを続けている新宿区の24時間保育園「エイビイシイ保育園」を中心に、北海道、新潟、沖縄の保育現場を取材。様々な事情から子どもを預ける親や、保育士たちの葛藤と喜び、子どもたちの生き生きとした姿など、制度や数字からだけでは知ることのできない現実を通し、社会のかたちを浮かび上がらせていく…

 

映画『夜間もやってる保育園』は、10月21日(土)から大阪・十三の第七藝術劇場で公開。10月21日(土)には大宮浩一監督による舞台挨拶や大阪で唯一の24時間型の認可保育施設 豊新聖愛園園長の中川かをりさんとのトークショー、10月22日(日)には大宮浩一監督と映画『さとにきたらええやん』の重江良樹監督によるトークショーを開催。なお、10月28日(土)からは兵庫・豊岡の豊岡劇場、12月9日(土)からは神戸・新開地の神戸アートビレッジセンター、京都・烏丸の京都シネマでの順次公開を予定している。

作品の画像をよく見るとわかるが、「夜間保育園」ではなく『夜間もやってる保育園』である。夜間もやっていることで、親御さんにとってはどれだけ助かっている施設なのか伝わってくる作品だ。夜を中心に働いている親御さんだけが我が子を預けているのではなく、残業も多い民間企業や官庁で働いている親御さんも我が子を預けている。夜間保育は、本来は現代社会の成長に合わせて多く存在しているべきだと気づく。

本作では、夜間保育だけではなく、その後に続く学童保育があることも映し出す。夜間も運営している施設は地続きで繋がっていく。さらに最近は、集団生活に馴染めない子供達が小学校に入学後に適応できるようにするための”教室”もある。決して親御さんの子育てが影響しているのではなく、その子の個性であり育んでいくものだ。通常の保育園も夜間保育園も境界なく、皆で子供達を育てていく姿の一つを本作は伝えている。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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