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ジム・ジャームッシュ監督最新作!『パターソン』『ギミー・デンジャー』2作連続公開!!

2017年8月25日

ニューヨークのインディペンデントシーンを牽引するジム・ジャームッシュ監督の新作映画が2作連続公開。8月26日(土)から『パターソン』、9月30日(土)から『ギミー・デンジャー』が京阪神で公開となる。

 

ジム・ジャームッシュ監督は、1980年代初頭のデビュー以来、ニューヨークを拠点に活動を続け、今やアメリカではインディペンデント界最大の巨匠と呼ばれる。社会から少しずれた人物をオフビートのテンポで見つめる作品が多く、日常の中の映画的な瞬間をとらえる手法は圧巻。監督自身もメインキャラクターから端役まで俳優として映画に出演している。

 

今回が4年ぶりの最新作『パターソン』は、バス運転手パターソンの何気ない日常を切り取った人間ドラマ。ニュージャージー州パターソン市で暮らすバス運転手のパターソン。朝起きると妻ローラにキスをしてからバスを走らせ、帰宅後には愛犬マービンと散歩へ行ってバーで1杯だけビールを飲む。単調な毎日に見えるが、詩人でもある彼の目にはありふれた日常のすべてが美しく見え、周囲の人々との交流はかけがえのない時間だ。そんな彼が過ごす7日間を、ジャームッシュ監督ならではの絶妙な間と飄々とした語り口で描く…

 

 

続けて公開する映画『ギミー・デンジャー』は、イギー・ポップ率いる伝説のバンド「ザ・ストゥージズ」に迫る音楽ドキュメンタリー。イギーの熱烈なファンでもあるジャームッシュは、「デッドマン」「コーヒー&シガレッツ」で彼を役者として起用。長年に渡って親交を深めてきたイギーから「ストゥージズの映画を撮ってほしい」とのオファーを受けた。イギーを中心に1967年に結成され、1974年2月のライブを最後に自然消滅したバンド「ザ・ストゥージズ」。3枚のアルバムはいずれもセールス的には失敗したが、パンクムーブメント以降、その評価は高まり、2010年にはロックの殿堂入りを果たした。本作ではイギーを軸としたメンバーと本当に近しい関係者にのみ取材を敢行。当事者だから語ることができるストゥージズの真実が、新たに発見された映像や写真などとともに語られていく…


(c)2016 Low Mind Films Inc

 

映画『パターソン』は、大阪・梅田のシネ・リーブル梅田と神戸・三宮のシネ・リーブル神戸で8月26日(土)から公開。また、京都・烏丸の京都シネマでも9月23日(土)から公開となっている。

映画『ギミー・デンジャー』は大阪・梅田のシネ・リーブル梅田と京都・烏丸の京都シネマで9月30日(土)から公開。また、神戸・三宮のシネ・リーブル神戸でも10月7日(土)から公開。

なお、シネ・リーブル梅田では、『パターソン』『ギミー・デンジャー』両作品を鑑賞したお客様に先着は書く映画の半券2枚を持参すれば、いずかれかの作品の限定ポスターが9月30日(土)からプレゼントされる。

『パターソン』は、米・ニュージャージー州パターソン市在住のパターソンの日常を描くシンプルなストーリー。月曜日から金曜日までは仕事に勤しみ、休日は近所などでゆっくりとした時間を過ごす。我々の生活となんら変わりない。ルーチンワークが多い仕事なら、より一層重なる。でも、日々同じように見えて、実は違いがあり変化がある。機微に気づくことで日常に対する満足度が高まることだってある。休日に非日常的な経験をすることで、また月曜日からの出来事が楽しみになる。毎日の体験は偶然遭遇するが、遭遇するためにも自身で何らかの選択をしている。選択の積み重ねが我々が生きている日々であることをジャームッシュは改めて教えてくれる。

『パターソン』でのセリフにも一瞬登場するザ・ストゥージズのドキュメンタリー『ギミー・デンジャー』は、イギー・ポップへのインタビューが中心。関係者へのインタビューを含め、ザ・ストゥージズ解散後40年以上たった今でも多くのミュージシャンに敬愛される理由が理解できる。イギー・ポップが他の誰でもなくイギー・ポップとして存在する有様、ステージでのパフォーマンスから外見だけでなく内面から飛び出してくる格好良さがヒシヒシと伝わってる。孤高の存在として生きているイギーポップのインディペンデントな精神は、ジム・ジャームッシュと重なることがあると気づく。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する
映画好き。映画ライター講座を受講し
関西の映画情報サイトを中心に執筆