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フォークシンガー高田渡 人生最後の肖像映画『まるでいつもの夜みたいに』 !第七藝術劇場で公開!

2017年8月15日

フォークシンガー高田渡の人生最後となったワンマンライブの模様を収めた音楽ドキュメンタリー『まるでいつもの夜みたいに』が大阪・十三の第七藝術劇場で8月19日(土)より公開される。

 

高田渡さんは、1949年岐阜県生まれ、1960年代から2000年代にかけて活躍したフォークシンガー。1969年、五つの赤い風船とのカップリング・アルバムをリリース、同年10月発表の『汽車が田舎を通るその時』が実質的なデビュー・アルバム。以後「自衛隊に入ろう」「三億円強奪事件の唄」「ごあいさつ」「フィッシング・オン・サンデー」『ねこのねごと』などを発表。1993年には10年ぶりに『渡』をリリースし、2001年に『日本に来た外国詩・・・。』を発表。風刺の利いた社会派のテーマを独特の風貌とウィットで歌う、フォーク界のカリスマ的な存在として活躍した。2004年には『タカダワタル的』、2008年には『タカダワタル的ゼロ』とドキュメンタリー映画も公開された。

 

映画『まるでいつもの夜みたいに』は、2005年4月に56歳で急逝したフォークシンガーの高田渡が、亡くなる19日前に東京の高円寺で行い、人生最後となったワンマンライブの模様を収めた音楽ドキュメンタリー。ギターケースを肩から提げ、電車に乗って高円寺へ。その日のライブ会場は、商店街の路地裏にある居酒屋。狭い店内に集まった数十人の観客を前に、ギター1本でのライブがいつものように始まった。ライブで披露された楽曲14曲のほか、高田のライブになくてはならない曲間のおしゃべりも10エピソード収録。

映画『まるでいつもの夜みたいに』は、8月19(土)から9月1日(金)まで大阪・十三の第七藝術劇場で公開。8月19(土)から8月25日(金)までは21:00~、8月26(土)から9月1日(金)までは10:00~上映される。

高田渡さんは野外コンサート「春一番」含め関西にもよくライブで来られていた。私自身はリアルタイムで観たことはないのだが、ドキュメンタリー映画になったり、息子さんである高田漣さんの活動だったりとその名は存じていたつもりだ。今回、改めて由縁を知り、後世への影響を思い知るばかりだ。

本作の中でも語られるが、高田さんは飄々とした歌い方をしながら、訴えたいことを前面に押し出したフォークソングを唄っていない。でも、だからこそ伝わってくるメッセージが高田さんの歌には秘められている。そんな歌い方ができるシンガーはそんなに多くはいないのではなかろうか。だからこそ高田さんの歌を聴いた人は魅了されるのだろう。

もし現在も高田さんがご存命で元気に歌っていたら、今の世の中に対してどんなメッセージを伝えていただろうか。そんなことも考えながら、じんわりと染み入るステージを観ていた…

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する
映画好き。映画ライター講座を受講し
関西の映画情報サイトを中心に執筆